映画感想
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』2024年
字幕
『シビル・ウォー アメリカ最後の日』2024年
字幕

2024年11月に見に行ってました
もう公開終了近い?なタイミングで、お客さん少なめ
周りにも見たひといなくてどんなもんだろな気持ち
アイデアは面白いけど映画として面白いかビミョーそうなストーリーですよね(;・∀・)
キルスティン・ダンストさんでるんだなというのと予告みたくらいの知識でみました
タイトルは絶対余計な日本語つけたんだろうな…と確信してます…
シビルウォーだけでいいのにねえ
*予告編気になったもの
AIでお母さん再現するやつはストーリー気になる…お母さんの情報全てぶち込んで学習させたらほんとにお母さんになる…?変に似てて余計に不気味ななにかができそうで怖い
現代ならではなテーマですね
少し前(でもないか)クローンテーマも多かったけどこれからはAIにまつわるホラーがたくさん生まれそう
グラディエーターは映像すごい
この間と予告編変わった気がする!
剣闘士って女性受けは悪そうな題材な気がする
さて本編『シビル・ウォー』
つらいが9.5
楽しいが0.5
なストーリーなのでうん…わかってはいたけどやっぱりつらい展開ばかり…
■あらすじ■
とくに理由はわからないけどアメリカ合衆国が分断して内戦に
戦場カメラマンのリーは仲間とともに大統領直撃インタビューのため厳しい旅路をゆく!
ただどこが正しいかとか強いかとかそもそもなんで戦ってるの?とかさっぱりわからん!
戦場カメラマン目線なので、上の人達の思惑が全く描かれないんです
これは面白いですね
ただ旅の間に目にするものがすべて
情勢のシーンとかもなく、ほかの従軍記者に会って口頭で状況聞くだけだったり、リアルなゲームプレイしてるみたいです
局地的なことしかわからないの
出会ったのがどこの派閥かもわからず、返答をミスると死あるのみとかこわすぎた
「撃たないでくれ、我々はアメリカ人だ」
「どのアメリカ人だ?」
「…(;・へ・)」
ここ予告編のシーンだったー!ちなみに香港出身と言っても中国人かよ、で即殺されるの意味わからない
大統領も冒頭に出てきたきりラストまででません
大統領にインタビューしたい!の旅だからね
アメリカ合衆国の地理が頭にふんわりでも入ってるとより楽しめると思います!
全くわからないのでリー達がどのようにどのくらい移動してるの?状態でしたね
◆リー キルスティン・ダンストさん
キルスティンちゃん!
クールな美貌なので冷静なベテラン戦場カメラマンぴったり
序盤にガッツリ死亡フラグ立ててしまったので、主人公とはいえ覚悟してたけどやっぱり最後の最後で死亡…悲しい
ひっつめ髪、化粧っ気なし、薄汚れたメンズみたいな旅服でも隠せない美貌ですが、このかたエイジングが自然に見えるのも素敵〜!!
あの超絶美少女ヴァンパイア(『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』大好き)が戦場カメラマンって、俳優さんは面白い
リーという人物はあまり語られません
回想シーンもないのすごい。戦争前のハッピープライベートとか通常のアメリカ映画ならやりそうなのにね
逆に『ウィキペディアにのっていない』彼女の過去が気になりますね
道中一度だけドレスをきたらほんとにパッと華やかになって、別ルートの人生のリーという感じがしてしまった
◆ジョエル ヴァグネル・モウラさん
リーの相棒の記者
ふたりに恋愛感情ないの、アメリカ映画でめずらしいですね
ラブシーンもお色気シーンもない映画でした
序盤ジェシーちゃんにちょっかいかけててえ大丈夫これ…てドキドキしました
紳士でよかった!(あそこでジェシーちゃんが頼ってたら危なかったのであわよくば下心はある紳士(;・∀・)?)
ジェシーちゃんは正直これ大丈夫?!と性的に襲われないか心配になるシーンが3回はある
治安が底の世界だからさあ!
けどそっち方面のシーンはほんとなかったですね
普通に殺される心配のほうでしたね
相棒ジョエルのことも旅の間の彼しか見られないのですが、国への絶望を吐露するシーンとか抗不安薬使ってるシーンとか、危険を冒して助けに行こうとするリーにスッと当たり前のように同行するところとか、印象的な場面がたくさんありました
メインは女性カメラマンズだけど彼の物語ももっとみたかった
◆ジェシー ケイリー・スピーニーさん
旅に急きょ押しかけ同行する新米カメラマン(カメラマン志望のアマチュア?)
お父さんのニコンのカメラ使ってるのは加点だけどね!ニコンのカメラ!メイドインジャパンなんか嬉しい
これはストーリー上仕方ない!んだけど、一番みててああもう!てなっちゃう役どころです
ベテランたちの足を引っ張ってしまう新人で、うかつにトラブルを呼び込んでしまうからね
お話上仕方ないんだけどねー!ハラハラさせてくれるわ…!
ただ悲しみの続く日々ではじめてアゲアゲの同業者にであってテンションあがって悪ふざけした挙句、つかまって処刑されそうになってるの発見される天国と地獄なんなの(;・∀・)あのときあんなに楽しそうだったのに…悲しい
急転直下すぎる
◆サミー スティーヴン・ヘンダーソンさん
ふとっちょベテラン記者
厳しい旅に出られるコンディションではないが(年齢的にも体調的にも)大統領へのインタビューをしたいと熱望し同行
一番情緒が安定しているので見ていてホッとします
この年まで無事に生き延びてきた慎重さ、ノウハウを持っていたけど、最後はみんなを助けるため無茶して被弾、のちに亡くなります
サミーとリーの会話シーン好き
◆なにが起こってるの?状態が続く
これ私刑なの?なにやってるの?みたいに観客にも主人公たちにも今なにが起こってるのかわからないままストーリーが進みます
物事の始まりから遭遇してないから、こいつら略奪したんだっていって暴行され吊るされてる人みつけちゃったり
軍服きてない遺体がトラックで運ばれて大きな穴に埋めようとしてるところ遭遇したり
もうとにかく戦時下で治安めちゃくちゃになってる絶望しかない
その穴に落ちたジェシーちゃんが必死に這い上がるシーンとかホラー映画だよもう
ここの遺体たち、みんな普通の人たちに見える…
軍に反抗したひとたち?
もうよくわかんないけど撃ってくるから迎撃してるんだ!ていう人もいるしなんなんなんなん
◆アメリカは広いので
逆に内戦なんて他人事〜っとまったり暮らしている人たちも
服屋の従業員、お客来ても座って読書してるのいいなー!京極堂じゃん…!
(日本ってほんと従業員さんが仕事以外のことするの許さないムードあるのなんとかしてほしい…マネキンじゃないんだから休むし水飲むし立ちっぱなしじゃ疲れるよね)
州によって中立とか不参加とかあるんですかね(選挙で決めたのかな?そういうのも謎なの)
不参加は不参加で防衛できるだけの軍事力がいりそうだし自給自足力なんかも必要になってきそう
◆戦場におけるカメラマンや報道のひとたち
単純に思ったんだけど兵士たちの邪魔では?
何度も助けられて安全な動線に引っ張ってくれてるよね?とくにジェシーちゃん
最後の戦闘とか出過ぎの表現なんだろうけど、兵士さん乱暴ながらも気にかけてる
さすがにベテラン2人はそんなシーンほぼなかった気がするけど、それでも撮影のため戦闘中でもつっこんでくものなのね
(そして混乱状態で撮るので使える写真はすごく少ないとのこと)
大変な仕事だ…
ジェシーちゃんが助かったのは強運なんだろうな
ラストの、大統領の遺体を囲んで笑顔で写真とられる兵士たち、シュール怖い…
◆結末
大統領にやっと会えた
大統領は裁判もなくその場で射殺された
エンド!
なのでお話としては何も解決してないのよね
うーん…
どうなるのこのアメリカは…
好みわかれそうな映画ですが映画館でみてよかったです!
遠くで聞こえる銃声がほんとに遠くから響いてるみたいに聞こえて感動した
あれを子守歌に眠る世界…