2024年05月15日

宝塚宙組『Xcalibur エクスカリバー』ライビュ感想その2


宝塚宙組『Xcalibur エクスカリバー』ライビュ感想その2

2023年7月29日(東京建物 Brillia HALL)
ライブビューイング感想


※ライビュ鑑賞当時の文まま直してませんのでご承知ください
悲しい…




■ランスロット 桜木みなとさん
死亡フラグをばんぱんたてて、ちゃんと回収していった我らが兄貴ランスロット…

この作品だと湖の騎士?泉の騎士?要素はないよね
アーサーの幼馴染でちょっと年上のお兄ちゃんポジみたいな

ランス兄さん「死ぬまでお前を守る!」(アーサーに)
みたいなものすごい死亡フラグ台詞をさわやかに言われてしまったので…かっこいい悲しい

フラグ回避できずやっぱりランスは死んじゃう…ああ
「この戦いが終わったら許すつもりだったんだー!」てアーサーもまたベタなフラグたてて!

言い訳してくれよランスー!彼女は潔白だ、と最後までグィネヴィアだけをかばってほんといいひと

ランスロットがアーサーの兄貴分設定はこの舞台オリジナル?
このふたりに特別な絆があるというのが『エクスカリバー』なんだね
(『キングアーサー』だと信頼しあう主従って感じ)
ただの三角関係じゃないんだ
みんながみんなを大好きな三角関係なのがせつない
アーサーがおかしくなったときも必死にいさめてくれるしさ

ふたりの戦いはライビュでも迫力すごかった!!
生でみたかったほんと…!
再演希望です
(というか大劇場でやればいいのに!ロミジュリとかもそのパターンだよね)

■結婚式
指輪の交換とか六世紀あったのかしら?

■モーガン 真白 悠希さん
すみません初めて知ったジェンヌさんだったよ
モーガンはやっぱり男役さん向けですよね
(月組だとみやるりちゃん、外部では安蘭けいさんがモーガンを演じてどちらもすごく素敵でした!)

真白さん、キリッとした美人さん!!で声も落ち着いててよかったー
出番も歌も多くて大変な抜擢ですね
気位の高さ、イライラマックスな様子など(笑)、見ててよく伝わってきます
でも魔女魔女ではなく生き生きしたエネルギーや若い女性らしさもあって、いろんなことがなかったらもっと違う人生だったはず…モーガンもほんと被害者ですよね

ウルフについていくの、大丈夫か!?とみててハラハラです
あんなザ・蛮族に!
無事でよかった…


■アーサーは家臣の妻の子で(略奪愛)
モーガンは王妃の子
こっちのが正当な血筋なのに、マーリンはなんで彼女を捨て置いたんだろ(エクスカリバー抜けないから?)
王は男子じゃないといけないならアーサーしかいない、だとしてもれっきとした王族で姉なのになあ
モーガンとは運命共同体という特殊な関係なのになんか不思議

そう命を共有してる関係みたいなんですよ
モーガンとマーリンそんなかんじなの?!マーリン貴様てなったよ
なんか痴情のもつれ感あるー
幼い少女捨てないで…
マーリンっておじいちゃんのイメージあるけど若翔マーリンやけに壮年いけおじだと思ったら…

■アーサーとモーガンが初めて会うところの歌いいなー
説得というか
わかり合いたいのにわかりあえない姉弟


■ウルフスタン 悠真倫さん
いい感じに蛮族!
ドラゴンVSオオカミだとドラゴンのが強そうだけど
ふてぶてしくて野蛮で強敵感あって良かったー
ここ専科さんなのさすが!

ウルフたちの歌もダンスもみんなかっこよかったね~
見ごたえあった!

■攻めてくる敵(ウルフ)と、内部から罠をかける敵(モーガン)に、アーサーは立ち向かわなくてはならなくなります

そして養父の死により闇アーサーに

闇アーサー、衣装も雰囲気もゲームすぎる…萌えキャラすぎる
急にどうしたレベルなんですけど
マント!マント!黒衣装に黒マント!好き!!!!

■『キングアーサー』のアーサーと比べると『エクスカリバー』アーサーは王の責務とかあんま考えてないように見えます
もっと近い範囲しか見てないというか
だからこそ養父のために王になることを選び、養父を守りたかった。というスタートで、根が純朴な青年なんですよね

■お父さん(養父) 松風輝さん
父にさせてくれてありがとうみたいなセリフ
本当にいい親子関係…
マーリンは父役を選ぶ目はたしかだったよ…

怒涛すぎて展開についていけなかったけどお父さんの死シーン悲しすぎた


■円卓の騎士が不仲!
そして円卓
意味なし!

せっかくセット作った意味とは?!てくらい使いませんでしたね
円卓に座れよう…
円卓まわりでケンカすんなよう…

ほかの騎士たちも誰が誰かわからないままに終幕


■最後の戦いの衣装
アーサーだけ!! なんで?!かっこよくない!!
あのタイプのはジャンヌ・ダルクぽいのよー
鎖かたびらぽいのよー

違うんだよ、騎士の豪華なやつがいいのー!なにあれ!かっこいいの上から着るのかと思ったのに
肩守る防具みたいのとかつけてほしい

■マーリンとモーガンの結末
一心同体の相手を倒すには心中するしかないんだなあ


■ランスロットとグィネとアーサーの結末
ランスロットの死
ここでつきものが落ちたようにまた弟分の顔、ただの青年に戻るアーサー

ウルフとの戦いも終わり、今度はグィネヴィアとの別れ

グィネのことをアーサーは許してるんだけど、彼女自身が自分を許せない、とグィネヴィアはアーサーに伝えます

自分を許せないって厳しすぎる
黒魔術にあやつられてた自覚はないのかな
悲しい
マーリンもっとここ強調してやってよ…
グィネもランスも悪くないのよ…

でもこのシーンのグィネヴィア、すごく凛としていいシーン
そばでなくとも遠くからあなたを、国をささえていきますと
もう決めてるんですよね
強い…グィネ…

そして君は変わらない、と返すアーサーも良い
ずっと勇敢で愛ある女性、みたいに言ったのかなたしか
自分は変わっちゃったからね( ;∀;)

3人の無邪気な出会いのシーン思い出して悲しい
アーサーの顔を知らずに勘違いしたり、グィネヴィアとランスロットわちゃわちゃケンカしたり

アーサーとグィネが幸せに暮らす世界線はないのだろうか…

やっぱり【王は孤独】というのが『エクスカリバー』でも感じられました
アーサー王伝説読まないとなー


■ワイルドホーン先生の楽曲
曲数多いし歌うのすべて難しい曲って感じ
バーンと歌い上げる曲多い
キキちゃん歌も多い~!

さすがの壮大さ!!だし聞きごたえありましたね
じっくり聞きたい!何度も繰り返し聞きたいーー!
ブルーレイ待ち!(権利大丈夫ですよね??)

『キングアーサー』も『エクスカリバー』も曲が良い!!どちらもおすすめです

■お話が終わってすぐカテコなのでショーはなし
大劇場まで持ち越しですね

■カテコ素敵!
最後までペアなマーリンとモーガン
術師ポーズ!

グィネヴィアもカテコは元気でなにより
くるくるダンスして弓パーンしてましたね
戦士グィネ、良かったなー
こんな好感度高いグィネ初めてだよ!

アーサーは最初の衣装なのか!豪華フィナーレ用王様衣装でいいのよ?
最初の衣装かわいいけどね
ジャックと豆の木みたいで
posted by イナ at 12:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月13日

宝塚宙組『Xcalibur エクスカリバー』ライビュ感想その1

宝塚宙組『Xcalibur エクスカリバー』ライビュ感想その1

2023年7月29日(東京建物 Brillia HALL)
ライブビューイング感想


※ライビュ鑑賞当時の文まま直してませんのでご承知ください
悲しい…



キキちゃんさくらちゃん新トップコンビプレお披露目公演が
エクスカリバー!!
楽しみすぎたのですがチケット取れなくてライビュのみでした

てもライビュもすごい楽しみだったー!
ポスタービジュ良かったし曲も絶対いいだろうし!期待しかない
韓国発のミュージカルで、ワイルドホーン先生作曲稲葉太地先生潤色ですワクワクです

ビジョン多用で大きな階段のあるセットをいろんな場面に見立ててながらお話進む感じでした
剣の演出が!!かっこいいー!岩にがつっと刺さった感じ、いいよーいいー

アーサーの父であるウーサー王がかなり悪!て描かれ方でびっくり
マーリンもあまりかばう気ないのね
元凶だけど偉大な王でもあったからマーリンは心酔してるんだと思ってた

■アーサー 芹香斗亜さん
アーサー!!!
金髪くるくるの髪型が可愛いよー
登場時のかわいさ! え、少年!!??ピーターパン?!
若々しさや頼りなさを無理なく演じててすごいなあと思いました
普通の青年が王になるまでの成長の物語なのかなーと最初みてて思いましたね(そのあと闇落ちするとは)

ただキキちゃんちょっと調子悪かったような気がする
珍しくコンディション悪そうというか声出にくそうに感じました
ものすごくハードな演目だからかな

いなくなっちゃった馬探すアーサー可愛い!明日も探そう、ってかわいいー!
平和な毎日を望むいい子ー!
お父さん(義父)との関係がかなり重要視されてるんですね
やはり氏より育ち!!
けれど血族のゴタゴタに巻き込まれていくのつらい

街のみんなやランスロットときゃっきゃするあたり見てて幸せ
こんな初期からランス出てくるんだ!?てびっくりです

アーサー、急に出てきていろいろ言ってくるマーリンをすごい嫌がってるので剣をぬくまでが長い!
葛藤があったのね
この調子で剣抜いて選ばれてみせる!なテンションになるのかしらこの子…と思ってたらいつの間にか剣の刺さった岩場にいた(ご近所ぽい?)
エクスカリバーは特別な剣なのに鞘はないんですね
岩にぶっ刺さったままだからいらないのか

王や国の定義よくわからない
今までも国も王もなくともアーサーの地域はうまくいってたよね
敵が攻めてくるから国として団結しないとってことなのかな
エクスカリバー抜いたから今日から俺たちの王様!昨日まで一緒に遊んでたけど!てふしぎ

青年時代のアーサーがとにかくかわいい〜!
からの闇アーサー!
やだギャップかっこいい
でも二幕からのドロドロこそアーサー王伝説なのかしら…


■グィネヴィア 春乃さくらさん
NARUTOの春野サクラではない

ゲームキャラぽいー!弓兵コスプレー!
もう悪女とは呼ばせない!!令和のグィネヴィアよ!!て感じでした

お姫様でもなく悪女でもなかったですね
アーサーやランスロットと遠くもないんだけど接点もさぼどないくらいのところに住んでたのかな

気の強いキリッとした役がぴったり
セリフの言い方とかゆきちゃん(元花トップ仙名さん)にちょっと似てると思いました
セリフもききやすいし歌声もきれいでよかったです
弓兵衣装だとちょっと群衆にまぎれてしまってましたが
王妃になって一回くらいしか豪華衣装着てませんでしたね

看病シーンでアーサーに「好きになれ~~」と睡眠学習させてそう
看病されて目が覚めたらグィネヴィア好き好きになってるの謎!長い眠りで記憶や感情を整理したのかしら

グィネヴィアへの告白、結婚、父の死、アーサー闇落ちまでがワンカメ?!てくらい怒涛すぎでいやいやちょ!と思ってる間に一幕終わりましたね
posted by イナ at 17:35 | TrackBack(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年04月06日

宝塚歌劇 月組『応天の門』感想 その2

宝塚歌劇 月組『応天の門』感想 その2

平安朝クライム
『応天の門』
-若き日の菅原道真の事-
2023年4月観劇



■藤原常行(ときつら) 礼華はるさん
はるくんかっこいい!
はるくんは現代っ子ぽいけどシュッとしたお顔なので時代もの似合いますね

原作ときつらも好きー
名前はつねゆきでいいじゃん…と思ってしまう
覚えるまで時間かかるわ、ときつら…

ときつらはいい男でいいお兄ちゃん!
妹思いなところや恵まれた育ちゆえの鷹揚さなどよかったです

■紀長谷雄(はせお) 彩海せらさん
なつっこくてそそっかしくてかわいらしい、まさにはせお!
白梅とふたり、道真のまわりを明るくしてくれるかわいい存在でした

声音のトーン明るく演じてらして、さわがしいのに笑 セリフも聞き取りやすくておお!と思いました

彩海せらくんは『fff』でも印象的だったジェンヌさんですね


■白梅(はくばい) 彩 みちるさん
一番原作そのままな気がします
やひこ(るろ剣)といい、みちるちゃんの漫画ぽさ!!コスプレ力!すごいよほんとにかわいい!!
もう上級生なのにすごいな

わたわたしてる落ち着きのなさとか業平にときめいちゃうところとか、漫画っぽい!
かわいかったー
白梅出てると白梅ばかり見てしまう


■藤原高子 天紫珠李さん
この作品ではたかこさん
一般にはたかいこかな?
『花の業平』はたかいこだった気がする

またちなつさんの恋人役…
やっぱりトップ娘役候補なんでしょうかね
うーん…

台詞声などしっとりしていてききやすくてよかったです

業平をみかけたシーンは位置関係とかよくわからなくて ?でした


■帝 千海 華蘭さん
たみこおいでー(*´▽`*)
あ、高子はいいよ(*´ー`*)

って続けて言うから感じの悪い帝(笑)

からんさんほんとこういう幼いお役ナチュラルなのすごい
マーリン(『アーサー王』)とかおじいちゃんやるほうが違和感あったもんね…

まあ普通に年齢近いたみこのが遊んで楽しいよね……
高子も親しみやすさない美女だし…

■大師 結愛 かれんさん
舞の先生
普通によい方でした
美人の役ですがほんと美人で説得力がありすぎる!!
ただ綺麗な人ではなく神秘的な雰囲気も出してて、原作大師を意識して作ってるのがわかる
良かったです

かれんちゃん辞めちゃうの悲しい…
月じゃなかったらヒロインやってたと思うんだよなー
歌ほぼ聞いたことないのでお歌が苦手なのかも?
でもかも?てくらい場をもらってない気がする~なんかな

太陽王の新公姿なんかほんとにチャーミングでしたし、順当にあがってほしかった娘役さんです

■ストーリーは、前述したようにちょっとわかりにくい
いろいろ事件が起きるのと、業平や基経の回想があったりして過去もからむので

原作派はさらに微妙に話が変わっているので驚きますよね
毒を飲んでしまうのがときつらだったり
囮の車に乗るのが昭姫だったり
昭姫も出番増やさないとですからね

菅三さまときつらがかなり良い役まわりな分、業平は割を食ったかな
日和ってるやついるー?業平ー!て感じに見えてしまう
ときつらさんが頑張りすぎたのもあり
ときつらはいいお兄ちゃんなので!

ネズミ事件の匂わせも見ていたかた気になったんじゃないでしょうか
まだたみこ姫が狙われている描写が入り、後味悪い終わり方でしたね

■好きだったのは道真と業平との出会いのシーン!
素晴らしいセットだと思う
あの位置関係を一枚絵で見られたの感動(業平は道にいて、道真は屋根の上)
そして全体的に舞台暗く作ってあったと思いますが、あの闇の中で出会う、人か小鬼かみたいな感じも素敵でした

平安時代の華やかでありつつ闇深い感じ、よかったなあ
昭姫のお店や朝廷のシーンなど大人数芝居もよかった~

■ショー
ラテン グルーヴ
『Deep Sea -海神たちのカルナバル-』

ちょんぱみたいなはじまり!わーってなりますねー!生でみるちょんぱは本当にすごい!!感動する~!

ちなつさんまた1シーンがっつり女装
スタイル良いから男役も女役もなにしてもサマになる…
奈落へ沈んでいくれいこさんがニィって笑ったのかっこいいわーそしてエロス!

ベサメ・ムーチョれいこさんだけオールバック
もっと髪型遊んでほしい
今回わりとコンサバれいこさんが多いですね
クールでかっこいいみたいな
れいこさんラテンイメージないもんね…

なかなか好みの分かれそうなデュエダンでしたね
銀橋で娘役突き飛ばし(かつ転ぶまでいく)は珍しい( ゚Д゚)DV彼氏…(ただしイケメン)…どう処理したらいいの

お互い挑むような表情だしかっこよかったけども

お芝居とショーで全然雰囲気変わって楽しめて、良い組み合わせでした!
ラベル:月組
posted by イナ at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする