2026年07月13日

宝塚歌劇 月組 公演感想 三国志炎戯『 RYOFU 』 『水晶宮殿(クリスタルパレス)』(2026年6月)

宝塚歌劇 月組 公演感想 
三国志炎戯『RYOFU』

栗田 優香先生

2026年6月下旬観劇
東京宝塚劇場

ネタバレあり


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■久しぶりのSS席ー!しかもセンターブロック!通路!という超神席でした
3年に一度くらいのやつ…!

古代中国もので軍人さん、衣装も豪華そうだし楽しみでした!
ポスターもすごくかっこよかった!

三国志は部分部分をふわーっといろんな媒体で見たようなレベルで、通しでよくわかってません。呂布についても『終末のワルキューレ』という漫画で強キャラ代表として挙げられてるから強いのね!くらいの知識(しかもワルキューレ読んではいない)

りょふ、って変わった名前だよね…
関羽とか孔明とかかっこいいけど
りょふて
呂布奉先の奉先のが人名ぽい

まあ初見SS席なのもあってストーリーは冷静に見られていないけど、面白かった!

■まず呂布が…呂布がかっこよい!
トップになってからのちなつさんの役で一番好き!

作品がすごく構成いい!
テンポ良くて、ここ長すぎるーと感じるポイントも、ここ無駄よね、ジェンヌ出さないといけないから無理に入れたのかな?みたいなシーンもない!
なにより、呂布でちゃんと!呂布らしさを保ちつつラブストーリーとして成立してるのすごいよ!!
添え物ヒロイン感あるあらすじだったよ!?いい意味で裏切られました

あとから演出が『万華鏡』ショーのかたと知り、納得…!!
ちなつさんの魅せかた熟知してらっしゃる…!!!地獄変すごかったものね
大注目の演出家さんではないでしょうか!!『カルトワイン』もラストシーンすごくかっこよかったので!

■キャスティングもすばらしいよね
みんな個性あって魅力的だったよー
これは三国志もこのへん面白そうなのかしら

呂布(りょふ) 鳳月杏さん
ちゃんと強そう!!それがちなつさんのすごいとこ
超つよつよな呂布に説得力あった!!!
鎧着てないシーンでも武人感あるのすごい
物腰というか只者ではない感じあるのよね

ちなつさんそして宝塚あらためてすご!となったのは、最初のシーンで呂布が連戦するとき(連戦て!きつそう…)、一戦目の兵士が死んだままなこと
これ普通なら兵士はすっとはけてまた戦うものだけど、死んだままでいいくらいの人数いるのすごい
そしてこの横たわる兵士の数がまた呂布の強さを表しててかっこいい!

赤兎馬(羽音みかさん)の表現も舞台ならではでした
ほんとに馬を出すか(前田慶次、ベルばらペガサス)、概念でいくか、生き物は難しいですよね

赤兎馬はなんか名前知ってるぞなくらい有名馬ですね
武将の間を転々としてたのかな?
鬼に金棒 呂布に赤兎馬みたいなノリ

赤兎馬登場からの少年時代の回想、で次のシーンでもう裏切り決行してる(しかもクライマックス前)なのが最高でした
ここ普通なら呂布が丁原(ていげん)一族滅ぼす意思決定までを描写すると思うんですけど、こういう過去があるので今こうするんだ!という強い作りかたですよね
次のシーンでもう血まみれ!もう事は起きてる!という演出で。

裏切っちゃうの…?ああやるな…、って観客が思った時にはもうやり終えてる!それが呂布!!!

■雪蓮(せつれん) 天紫珠李さん
貂蝉(ちょうせん)じゃないの?!と驚き
いやポスターにちょうせんって書いてあったはず…とびっくりでした

あましさん中国もの似合いますね
ちなつさんもだし、やっぱりアダルティな雰囲気が今回ぴったりだと思います

雪蓮(せつれん)の魅力も、美人でーす、ヒロインでーす、ということではなく、性格の魅力を強くおされてるのが、打算をもって動いていた呂布が恋をしていた説得力あっていい!
初登場で心のきれいなお嬢様なのつたわるし、差別を受けている子供への対応も呂布の過去ともリンク
意識していなくても心のうちが惹かれていたんだ、ってみてるほうに伝わるよ…
呂布の過去の傷を癒す善良なひとなのよ…あの時の呂布に教えてあげたいよ…

その後貂蝉(ちょうせんの身代わり)として表舞台に現れる雪蓮
見せ場の豪華な衣装での舞!
キレイでした
ひらひらすごく長いそで?が中国ぽい!
あのひらひら感が目を引くんでしょうね
Perfumeの衣装も絶対揺れる部分を入れるってなにかでやってた

噂高い美人の身代わりを私やります!てたしかに言いにくいよね?!!
でも令嬢の顔が知られてる時代じゃないからなりすまし放題では
そういえばほんとの貂蝉やるねくん一家はその後どうなったんだろう

■董卓(とうたく) 風間柚乃さん
董卓様!すばらしいです
風格あるー!
ちなつさんとの学年差を感じさせない完成度!堂々たる2番手さん!
さすがに次期だよね…?

李儒(りじゅ)せらくんが尊敬してたころの董卓もみたいー!!そこのスピンオフみたいー!
トムとジェリーみたいな李粛(りしゅく)李儒(りじゅ)ぱるあみをいなしながら出世する董卓サクセスストーリーみたいー!

アル中?ぽくなって退廃感漂う董卓も素敵でした…
権力者に仕える者たちほんと死と隣り合わせだな…

董卓ってほんとか嘘かしらないけど、人間ろうそくにされたひとですよね…?違うかな
(死体に芯入れて火をつけて自身の油で燃えるろうそくに、みたいなの董卓だったような…)

■董卓の部下たち
イケメン軍団
顔採用なのかもしれない

李粛(りしゅく)李儒(りじゅ)のシンメ感も大変すばらしいです
武官と文官なんだから!右腕と左腕ってことでいいじゃんー!もうー!てなります
苗字?が一緒だけど別に親族とかではないんだよね??

■李粛(りしゅく)礼華はるさん
一本気なぱるくん
メイクすごいねー!もう武将そのもので
ショーでぱるくん!かわいいぱるくんいた!!とうれしくなるくらいお芝居では厳しいお顔つきでしたね
鎧がやたらかっこいい
肩にライオン?みたいのいてかざり紐(あの軍服につきものの紐なんだろう)をかんでるー!呂布も李粛も衣装重そうです

■李儒(りじゅ)彩海せらさん
李粛(りしゅく)ほどライバル視というか嫌ってはないのかな?それどころじゃないというかもっと大局みてるから彼は(笑)
せらくんの董卓への提言のシーンとか命がけなのだろうな…
今までの功績があってもここまで残忍になってしまった主君だから、機嫌を損ねたら自分も切られる恐怖もあるだろうけどとどまってほしい希望もあり…なせつなさ

李儒(りじゅ)の目の演技いいよね
董卓が女官をいたぶるところとかの表情とか

反して董卓を信じて疑わない李粛(りしゅく)
この差がふたりの結末になったと思うと切ないなぁ
まあ主君死んだのに「幸い死体があるから俺たちが討ったことにしよ!」の提案に「おけ!」て答える相手ではないんだよね…

■王允(おういん) 夢奈瑠音さん
愛娘をよこしなさい、がもうどうしたって終わりですよね…
出さなかったら反意あり、おとなしく出しても娘が犠牲になる、もう暗殺でもするしか、って追い詰められるのもわかってて命令してるわけでしょ
一旦不信を買ったらもうどうにもならないんだろうね

平和なときならいい官僚でいいお父さんなんでしょうね、って感じなのがまたせつないです

■丁原(ていげん) 佳城葵さん
難しい言い回しとかも佳城さんだとすっと入ってくるんだよね
ほんと聞きやすい

■牛輔(ぎゅうほ) 英かおとさん
ぎゅうほ、って聞こえたな…と思ってたらほんとにぎゅうほとは
なんかクールでしたね(笑)
李粛(りしゅく)李儒(りじゅ)をすんっと見てた感じ

■丁成(ていせい) 瑠皇りあさん

ご卒業…ななんで?!と衝撃でしたが…
美形ですよね
ショーもほんとキラキラしてる

■本物の貂蝉(ちょうせん) 花妃舞音さん
今回きちんと認識して見られましたがかわいいねー
上品なチャイナ美女でぴったりでした
幸せそうなシーンからの落差…

■董卓登場シーン、臣下としてまぎれてる呂布たち
紛れそうでいて鮮やかな衣装が目立つ呂布
そういえばあのビヨンビヨンした触覚は最初だけでよかった
あれの動きほんと触覚ぽくてこわい

■呂布と雪蓮のお船のシーンきれい
掛け軸みたいに一枚絵として完成されてる…!!
スモークもいい仕事してるー!
花組カサノヴァ思い出したな(カサノヴァ再演みたいなー)

■董卓がお酒飲んでるシーン、オペラで董卓の目元のメイク確認したくてガン見してたら急に超可愛い子飛び込んできておおっとなった
前の方にいた踊り子ちゃんたち
かわいいー!(お名前わからず)
チャイナメイクかわいすぎる

■武将1人ずつバーンと名乗りでるシーン
好きな人盛り上がるとこよね
心中で知ってる!知らない!となりながら見てしまいます

■ラストシーンもよかったなー
あそこからオープニングにつながるのかー
え、あれ身代わりやってたのは誰なの?!!


ショー
Amazing Fantasy
『水晶宮殿(クリスタルパレス)』
齋藤 吉正先生


始まりが悪役?のゆのちゃん
ストーリー仕立てショーなんですね
水・晶・宮・殿!の必殺技感
中国ものの余韻引きずってるのかと思いました

選曲の齋藤センセイぽさ
ガンダム?
せらくんのストレートな歌い方もいいし、ゆのちゃんのタッチ変えた歌い方もかっこよかった

ちなつさんの足がほんと長い
ベルトしたのすそ?みたいなのからずどんと足なのバグります
ベルトの位置おかしくないのにそうなるのおかしいよー長すぎる

神通路席だったので走り出す恐竜たちとめちゃタッチできました!
両手タッチしてくれた娘役さんかわいかったー!

しかしあの恐竜のドアップ書割?宝塚がいつかジュラシック・パークをやるとき以外もう使わなそう

シャンシャン剣なのいいねー
みんなすっと払うしぐさするのかっこいい

終わり方が斎藤センセイすぎて好き!
幕が下りた後におまけつけてくれるサービス精神ありがたい!

楽しかったー!
ラベル:月組
posted by イナ at 16:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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