2024年06月03日

ミュージカル『この世界の片隅に』感想その1

ミュージカル『この世界の片隅に』
日生劇場

2024年5月下旬観劇


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↑良大さんですよね 公式が誤字ってる(;'∀')

メディアミックスされてる有名作品ですが今舞台が初見でした
のんちゃんが声やってたよねーくらいしか知らず
まあ戦争もので広島舞台(正確にはお嫁入りしたのは軍港のある呉市)…つらそうだ…という感じ

少し前キンキが出てたのでミュージックフェア毎週録画にしてたら、『この世界の片隅に』カンパニーが!メドレーで曲も聴けて、期待してました
アンジェラ・アキさんの舞台音楽家への転身すごいなあ

■あらすじ
絵を描くのが好きな少女・すずは乞われて呉へお嫁にいくことに
年上の夫・周作は物静かで優しいが、慣れない環境に戸惑いつつの生活
1945年、戦況は悪化し呉も激しい空襲にさらされていく

■登場人物たちがそろって主題歌を歌い上げる華やかなオープニング
のあと本編始まってしばらく、拍手タイミングほぼない
主人公が空襲後、大怪我をしているところから本編がはじまります
絵を描くのが好きな少女が利き手を失い絶望しているのも会話から伝わります

■床も舞台後方もプロジェクションマッピングかな?になってて、風景やすずのイラストが動画で出てくるので楽しいし場面もわかりやすいです
その分セットは少なめでお布団や椅子など小道具中心
傾斜のある盆もあってすごく活用されてます
空襲シーンは床も後方も真っ赤に染まり、ライティングも本当に怖かった

もう戦争ものというだけでずっと物悲しさ不穏さがひそんでて、楽しいシーンも、どこかあとのことを想像しちゃうというか怖いし悲しいんだよね
この幸せ続かない…ここが一番幸せなシーンなのかなあとか構えてしまう

■すず 昆 夏美さん
かーわーいーいー!

だけじゃなく、頼りないあどけない少女から終戦までの成長もすごくて
台詞もお歌も聞きやすくとても良かった

すず、おおらかで健気ですよね
まっすぐにじっと見あげる目線や、あのにこーって顔全体で笑うみたいな笑い方、好きになるよねー
すずの家族もみんな前向きで明るくて

ポスターで着てたから基本割烹着なのかと思ったらほぼ着てなかった
もんぺはさりげに動きやすそう
ハゲ(ストレスによる十円ハゲ?)なおったのだろうか

せっかく昆ちゃんなのでばーんと声を張るお歌がききたいんだけどあまりそういうナンバーはない
二幕はあるけど


■北條周作(すずの夫) 村井良大さん
ほんとに村井さんは良い日本男児顔
超好き

声質がいいですよね
ソロだとばんときこえるけど、デュエットだとすごく女性声をひきたたせてくれる優しい声質だと思います

彼の声が苦手ってかたいないんじゃないでしょうか
お顔も好きなんですよねー
チュートの徳井さん、今井マサキさんと似てるような
村井さんに似てる!ていつも思うけどみんな人相いい笑いじわが魅力のかたたちですね

無愛想でちょっと暗くて言葉は少ないけど、大事な場面ではちゃんと言ってくれるの、ヒーローだ〜

(ONEPIECEで初期のゾロが着てるみたいな)肌着みたいなランニング?がちゃんと薄汚れてるのリアルー!
「軍服持ってきた…」に今着てるのは軍服じゃないの?!て思っちゃった
文官の服は軍服って言わないのか…

勝手に絶対彼は亡くなると思ってた…
夫がいなくなったけど、たしかに私のそばに、この世界の片隅にいたんだ、みたいな話かと思ってた…
まさかの!周作さんも幼馴染も助かったことにびっくり
周作さんのお父さんも幼馴染も後半の周作さんもがっつり死亡フラグたててたよね?
お父さん行方不明、幼馴染も戻れるかわからない戦いに軍艦で向かって、周作さんも軍事方に異動になって…
助かるんかーい、って思っちゃった
いや助かってほんとよかった


■水原哲 小林 唯さん
彼もはげしく日本男児顔ー!!
金カムにいそう
やだかっこいい
水兵さんルックより陸軍服のが似合いそうです

お兄ちゃんが亡くなったから自分が志願兵になるのは普通のことって
立派過ぎて
いやこの子ら高校生大学生くらいでしょ?!と思うと…
胸にやりきれない思いは抱えているにしろ覚悟が違う…精神年齢が違う…

人の家で、主で年上の周作さんが正座してるのに足崩して寝転がったりは、戦線に出てる軍人さんだからちょっと偉そうなの?それとも哲くんがもともとガキ大将だから?

お兄ちゃんが亡くなった海が嫌いだけど、すずの描いた海の絵は好きだったんだろうなあ
甘酸っぱいー!
鉛筆くれるシーンとても素敵
(すずが鉛筆やノートをとても大切にしているのをみると、物を大切にするという当たり前のことをきちんとしなければなあ…て感じました)
posted by イナ at 14:56| Comment(0) | TrackBack(0) | そのた・舞台観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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