映画
『キングスマン ファースト・エージェント』
感想その1
『キングスマン ファースト・エージェント』
感想その1
※ネタばれあり
面白かった!
もう公開してだいぶ経つので観客は少なかったけどリピーターも多かったのかな?
コリン・ファースはやっぱりまったく出なかった…
ちらっと現代へ続く…て感じでうつるかしらと思ってたんだけど
完全に過去のお話
予告編でコリン・ファース主演映画が流れてそちらもスーツ姿でとっても素敵だった
キングスマン続編も楽しみにしてます(キングスマンいろいろのびのびなのですごい待ってる感…ほかの映画もそうなんでしょうけど。コロナ禍め…)
今回はキングスマンというスパイ組織ができるまでの物語
ネタバレや情報など全くなしで行ったので驚きの連続だった!すごい見応えあった~!!時間は長めなんだけどずっと集中して楽しめました
明るくめでたしめでたしなストーリーではないけれどもやっぱりスタイリッシュだし画面の雰囲気もレトロ素敵だし
きちんと一作で完結しつつも不穏な未来を予感させる引きもあって良かった
まず冒頭からして不吉な空気
戦地(近くの捕虜収容所?)に赤十字の救援物資を届けに来た主人公の奥さん、絶対ヤバそうと思ったらやっぱりすぐに亡くなってしまう
幼い息子にノブレス・オブリージュ的メッセージを残したりと死亡フラグがすごかった…
妻の遺体にかけたジャケットのロゴがキングスマン
そのままアップされていきタイトル画面ドーン、という演出が素敵
目の前で妻を失った主人公オーランド、その息子コンラッド中心のストーリー
今までのキングスマンはフィクションのスパイアクションものだったんだけど今回は時代背景が第一次世界大戦・ロシア革命・東西冷戦と史実の人物がぞろぞろ出てきます
そこにまずビックリ
過去話なので時代に合わせてそこにキングスマンを盛り込む形
『修羅の刻』みたいな感じですかね(例えが漫画でさらに古い)
■オーランド(レイフ・ファインズ)
主人公オーランドは公爵家の旦那様
使用人めっちゃたくさん
自分の屋敷に入る時左右に使用人が並んでウェーブお辞儀されるシーンがすごい
やっぱり(のちのキングスマンとして)お金は大事…
まず上流階級じゃないとテーラーキングスマンで服作れないですしね
役者さんヴォルデモート卿だったのか!!
まったくわかりませんでした
瞳の色が薄くて綺麗
妻の死を悲しむあまり息子に過保護な父親がじょじょに変わっていく様子がよかったです
でも悲しい人生…ヒーローは悲劇を背負っている…
■ポリー(ジェマ・アータートン)
屋敷の使用人のひとり…とみせかけて仲間
かつオーランドとは微妙な関係
ポリー見惚れてしまう素敵なキャラクターでした
メイドさんみたいな衣装もレトロかわいい
姿勢もとっても良くてきびきびしててとにかく出てくるシーンみんな美しい
最初主人公に私の部屋に来なさいみたいにひとりだけ呼ばれているのでこれは愛人かなと思ったら秘密を共有する仲間だった
とはいえポリーは主人公のこと敬愛&プラトニックにずっと好きだったのかな
主人公も本当に辛い時彼女の名前を呼んだので(ショーラは呼ばなかった(笑)) ふたりは水面下で想い合っていたのかなと思いました
一度だけキスした時に奥さんの肖像画に向かってポリーが謝るシーンが印象的
謝らなくていいよもう時効だし奥さんもオーランドに幸せになってほしいと思ってるよー(´;ω;`)でも身分の問題もありそうだな…ポリー平民だよね…
ポリーは戦いだけでなく暗号解読や使用人組織網でも見せ場があるので文武両道パーフェクトウーマン
超素敵でしたね
強い女性キャラが多いのがキングスマンの魅力
■コンラッド(ハリス・ディキンソン)
父子主人公だと思ってみてたからまさかの…
息子はエグジーの立ち位置のような
いやエグジーよりもだいぶ立派な志の青年
やたらと周囲から子供扱いされてるけどいったい何歳なのか見ていて分からない
見た目は25歳以上に見える…そしたら18歳だった
いかにも生き急いでしまいそうな「俺も志願兵になって戦争に行くぜ!」とか言ってる子なので心配
でも主人公の息子だし生きてるよね生きてるわこれはと信じていたんだけど本当に死んじゃってた………すごくショック……
あれは生きていていいやつじゃないですか?!!
金属製の何か硬いものを持っているときに銃で撃たれたら大抵生きてるやつじゃないですか…
そんな出血してなかったし…
墓穴に埋められそうになってるシーンもがちで埋まってはいなかったのでまだ生きてんじゃないかなと信じてました
悲しすぎる…
活躍して英雄になって勲章をもらっても本人が死んじゃったんじゃ意味ない…
コンラッドは父親の忠告や戦争の悲惨さなど体験して後悔もしていたけど(このシーンもう一人の負傷兵の優しさがまた泣ける)
必死に戦って生きて自軍に帰ってきたところを最後は誤解により味方に撃たれて死んでしまうというこの理不尽さ無慈悲さがシニカルな感じがします
公爵家の一人息子を殺しちゃった一兵卒どうなるのこれ……!?
(入れ替わった人の名前で葬られた?でも勲章はコンラッドがもらってるので上層部だけが知る事実なのか??)
■ショーラ(ジャイモン・フンスー)
この作品で一番好きだったのがショーラ!!
コンラッドが幼いころからずっとそばにいる使用人
映画冒頭でも的確な動きをしていて只者ではない感すごかった
やっぱり仲間でしたか…
高所恐怖症という弱点がかわいい
なのに飛行機からパラシュートで飛び降りて崖の上に降り立ってネ!と無茶ぶりされるシーンがかわいそう
一番かっこいいアクションシーンはショーラがリフトから登場しつつ敵をスパッとやっつけて主人公を助けるとこですね
ショーラ前線に出るタイプなのでほんと生きててくれてよかった
のちのマーリン(≧∇≦)
スポンサードリンク