2014年11月03日

●『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』感想 (東京宝塚劇場 2014/10/13・19 花組 午後の部)

■13日 2階ちょっと下手
19日 1階 下手だけど良席で観劇。

■13日は台風で、行けるけど帰りは大丈夫か?と不安な天候だったにも関わらず、さばきを待つひと(当日余りチケットなど譲ってもらいたいひと。劇場近くでお財布持って立ってる)、立ち見のひともたくさんと盛況さは相変わらず。さすがだ。

 なんといってもビジュアル・実力を兼ね備えた新トップスターのお披露目公演、しかも演目が『エリザベート』…………当然の結果だよね。チケット確保厳しかったもん……!(私当たってないし!!)。

 『エリザベート』、宝塚でやるのほんとに久しぶり!。東宝版の演出に慣れてしまってて、あれこんな幕の絵だっけ?演出だっけ?歌詞だっけ?とかいろいろ新鮮。来年は東宝も『エリザ』またやるので嬉しいなあ。キャストはよ!。


~あらすじ~
 オーストリア皇帝・フランツ一世に嫁いだエリザベート皇后(シシィ)の人生を描いた物語。黄泉の帝王・トートが彼女に恋をし求めたことから、ハプスブルク家は破滅の道をたどることになる。

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■トート(明日海りお(アスミリオ)さん)
 若く麗しいトート閣下。キラッキラな見た目でアイドル系で、なのに実力もがっつりあるという希有なスターさん。珍しい20代トップさん(男役さんはひとかどになるまでに年数がかかるので、トップスターさんは基本30代)。
 本当はお披露目ロミオで、トートはもっと後(数年後)にやってほしかったけど、ステキな青年感のある、みりおちゃんらしいトートだったと思います。感情も出してるほう。
 難しい歌だけど、すべて安定してて高クオリティ!すごい。

 衣装とヅラが地味~。
歴代でもかなりシンプルなお召し物で、似合うんだけどちょと残念かなあ……。ほとんどに羽のような白い模様が入ってて、もう天使様トートなのかと。統一した分、衣装替えしてるけど似た印象にもなってるし、装飾少なくてシルエットが同じなので、もっと派手なの着てほしかったな。フィナーレの衣装くらいの着てた歴代トートもいたよね?。軍服テイストが少ないのがとくに残念。
 市民に混じって反政府運動をするあたりとかはふつうの格好でいいんだけど。

 ヅラもポスターの外はねツンツンがよかったーー!。なんであんなストン髪?。黒天使とかと同じようなヅラってイメージ。もうみりおちゃん本体の美形度で勝負するぜ!ってコンセプトなのかと思うくらい。

 恋に落ちるところや、拒絶されたあとドアバーンって閉めるところとか若者らしい。おじぎして見せて、俺全然堪えてないけど?と見せかけてドアバーンに苛立ちがv。

 『ミルク』ほんとに良かったーーー!(困窮に怒る民衆を扇動する曲)。私は『エリザ』の中でここが一番好きかも。
みりお・だいもんの並び、もっと見たかった……!。せめてあと一作ーーー!!。
 白と黒ってくらいイメージぜんぜん違うふたりだし、歌ウマだしいいコンビ感なのにな。

 『最後のダンス』も、踊りながらのソロなのに声ぶれなくてすご!。「おおおれえええ…………さぁぁーーー!!」も迫力!。みりおちゃんて低い声も苦しそうさがなくて聞いてて気持ちいい。

 ラストシーンの真っ白衣装、シンプルだけど腰のドレープが綺麗だった!あの衣装も新調なんだね。みんな似た感じだけど微妙に違う……!(あやきさんはフリフリだったね)。

 ルドの棺の上でめっちゃかっこいいポーズで待ってるところとか、なんかそこで髪の一房いじってたりとか、なにげない動作もすべて美しい……!。

 目線もよくて、チラ見とか意味ありげで素敵。

 みりお閣下は長い在位になりそうなので、貫禄ついてもう一度トートやってくれたら嬉しすぎる。


■エリザベート(蘭乃(ランノ)はなさん)
 まあ思ってた感じかなあ……。
もともと持ち味じゃないものを頑張ってやったけど合ってないのでどうにもならんっていう。

 『スマ×スマ』に花組が出演して(嬉しかったーーー!)、あのテスの都会的な感じとか、ポニテでキャッキャしてた運動会が蘭はなちゃんのいいところだと思うよ。かわいくてキュートでダンスが売り。流浪の王妃・エリザベートの対極だよ…………。

 深刻な顔しててもリスみたいな顔のつくりだからなあ……。
 声をつぶしてなかったのだけでもういいけど(というマイナスからのスタート)、子供時代はアニメ声、年を重ねてからはロボ声?が気になる。霊廟や夜のボートで入り込めないエリザはきっつい。正直。

 こんなに主要メンに歌ウマが揃った奇跡の『エリザベート』なのに……、エリザだけ替えてもらいたい……。ダブルキャストとかにしてほしい(仙名さんとかと!)

 文句だけじゃアレなので、良かったなと思ったことも(どうしても不満が先にたっちゃうけど)。
歌、ほんとに頑張ったんだなと思いました。今までで一番良かったんじゃないかな。

 ドレスが豪華。すごく豪華。また作ったのか……?!。

 少女から大人になるまではあどけなくてかわいかったし良かった。お見合いのシーンではじでルキーニと会話してるのとか、パパにじゃれるシーンとか。

 姑いびりにあってひとり『私だけに』を歌うシーンではノースリーブなんだけど、二の腕マッスルでびっくり。ぐっとナイフを握るところとか、贅肉のないしまった腕で、ダンサーさんとしてがんばってきた腕なんだなって思った。ここの泣きがちょっと「えーん」って泣き方なので気になってたら、2回目にみたときのが良かったかな。

 最後トートと昇天?するとき、めっちゃぎゅぎゅーーーーーって抱きつくのが気になる……エリザもっと落ち着けv。


■ルイジ・ルキーニ(望海風斗(ノゾミフウト)さん)
 だいもんにルキーニ。鬼に金棒だな。
完璧なルキーニじゃないかなと!。ふざけるときはへらへら調子良くて、でもどこか皮肉で影があってどこかおかしい。ぱっと見変な人ではないんだけどおかしい人。異分子。
タガの外れた笑い声いい!。

 合唱の中でひとり別フレーズだったり大事なシーンをしめることも多くて(「偉大なる、愛だー!!」とか)、ルキーニほんとに重要な役だし重要なメロディも担ってるんだけど、全く危なげないもんね。軽々やってるかのように見える。
 どこかでエアギターやってて面白かった。

 母がナイフの刺し方すごいよ!と言ってたので2回目から注目したらほんとにすごかった。
刺したあとぐりぐりーーってねじ込んでた。ルキーニの殺る気!!。ここまで刺してないよね歴代ルキーニ……。実際の凶器はナイフでなく錐?のようなものだったらしいので、そのイメージでやってるのかなあ。

 アドリブも楽しいーー。
『キッチュ』前の写真とるシーンで、

・10/13
「た た た た 台風がくるぞ
み み み み みんなはやくにげーろ」

「止めてくれないとずっと歌っちゃうよ?」

「きたときどうだった?」
とお客に話しかけ、大丈夫だった、と返事だったらしく、
「じゃあ平気なうちに話をすすめちまおうぜ!」

写真撮影。
撮ったのは油断してる2階センターあたり。
「油断してたろ?」


・10/19
 だいもんお誕生日だったんですね!。知らなかった!。
「らーらーらーらーらー(ハッピーバースデーの歌の鼻歌)」で登場。お客拍手。

「なんかしんないけど歌いたくなっちゃったんだよね!この歌!なんだっけこの歌!」
 お客に聞いて、
「あー!誕生日の歌ね!。なんでかなあ。誕生日のひとでもいるのかなあ!?」

 なんか今日は生まれかわったような爽やかな気分のようですルキーニ。
じゃあ誕生日の人撮ろうかな、こんなにいるんだからこの中にいるでしょ、と黒い布をかぶって撮影。
布をはずすと、ピースしてただいもん。

 おめでとうございますーーv。



 カフェエプロンのひもを結ぶシーンがかっこよくてつい見ちゃうんだけど、ただの蝶結びの日と結んだ後に先っぽををねじりこむときとあって気まぐれなんだろうか。

 カフェとマダムとの衣装がやっぱりいい!。
マダムとの絡みが楽しすぎて、ついフランツの浮気現場を見そこねてしまう。

 トートによくお辞儀して迎えたり見送ったりしてるけど、ここも好き。


■フランツ・ヨーゼフ(北翔海莉(ホクショウカイリ)さん)
 優しくて、情もあって、でも優柔不断で、なフランツ。
陳情を聞いてるときの顔とか霊廟での悲しみかたなど、感情を出す素直で優しいフランツかな。いい人。けど頼りない若いときと、威厳が出てきたけど苦しんでいる壮年以降ね。フランツって人の人生が見えてよかったー!。

 嫁と姑のバトルに出くわしたときの顔がまんま「やばい所に来てしまった……!」でかわいい!。逃げろフランツ。

 みっちゃんの本領はやっぱり壮年に入ってから。皇帝の苦悩や妻との不和など、苦しむ姿に、もっと優しくしてあげてみんな……!と同情。

 お歌も当然のことながら素晴らしかったです!!。

 誰もがみっちゃんでフランツを見たかったんじゃないかと思うので、実現してほんとによかった……!。みっちゃん次も花組とお芝居なんだね。
あの明治座のようなポスターが地味にツボv。


■ゾフィー(桜一花(サクライチカ)さん)
 ちっちゃいのにあの威圧感! ドスのきいた声! 厳しい目つき!
一花ゾフィーは期待以上だったなー。ほんとに役の幅も広くて、かわいいし、退団が惜しまれてならない……。

 19日、フィナーレ階段下りで残りの数段で転んでしまってました。ひいい!!て見てて焦ったけどすぐ起きあがって位置に行ってシャンシャン振ってたので大丈夫そう。大丈夫?みたいに組長(かな?)と会話してる感じがあって、笑って答えてました。
危ない落ち方ではなかったけど、階段落ちるのはじめてみたよ!気をつけてええーー。

 でも自分の足の幅もない階段を、ボリュームあるドレスで下りる(しかも原則下を見てはいけない)って難易度高いよね……あらためて。ヅカファンは下を見ないで階段を下りる、をやってみたことある人多数だと思うv。


 細身で華奢なのに、低い声もガンガンでてた。誇り高い表情が、ただの意地悪姑じゃないってよくわかる。

 いじめの連鎖じゃないけど、彼女だってフランツを自分で育てられなかったんだろうし夫に先立たれて国を背負ってきたんだし、いろいろ大変だったんだろうな。
東宝版だとゾフィーのそのへんのソロがあるけど、ヅカにはないので残念。一花ちゃんの聞きたかった。


■ルドルフ 役替わり。両方見られてよかった!。

・柚香光(ユズカレイ)さん
 宝塚の神に愛されしビジュアルをもつカレーさん。ものすご目立つ。イケメン。超イケメン。
あとは歌だけ!。お歌がんばれーーー!。

 ルドルフじゃないときは革命家役なんだけどどっちの軍服もお似合いで!。
でもヒゲ似合わない……若いしねえ。

 新公ではトート!。見た目がちょ?!てくらい似合ってたね……!。残酷そうな感じもあってすごいトート!。


・芹香斗亜(セリカトア)さん
ききちゃん良かったと聞いてたけどほんとに良かった……!。
歌がすごく良くなってたと思う。がんばったんだろうな……。
背が高くて軍服姿綺麗!。みりおトートより大きい。

 ききちゃん二番手になるのかな……。


■ヴィンディッシュ(仙名彩世(センナアヤセ)さん)
 新しいヴィン嬢。
注目せずにいられない!。怖い!そして怖い!。ホラー!。やぶれた扇のすきまから無心に見つめてくる目!ぞわぞわきた。常軌を逸してたよ……すごいなあ。

 歌ももちろん上手ーー!。声が綺麗で好きです。

 新公ではゾフィーなんだね。ニュースでちらっと出ただけでもすごく良さそうなのが伝わってきたわ……。彼女でエリザベートを見たいーー!。


■マダム・ヴォルフ(大河凛(タイガリン)さん)
 かわいい!。退団もったいないなー。
娘役に転向して、雪のせしるちゃんみたいに別格になればいいのになあと思ってしまった。

 娼館の元締めなのでもっと下品でもいいのかもだけど、可憐さもあるマダムでした。綺麗だったー!。
だいもんとのからみが好きーー。

 階段おりでは男役の格好なんだよね。男役さんの最後だもんね。粋なはからいだなー。
マダムじゃないときはちょいちょいいろんなとこで出てました。


■マデレーネ(水美舞斗(ミナミマイト)さん)
 男役さんがマドンナ娼婦役ということで、配役にびっくりしたけど……けど……なんか注目の美女感があった!。もともと美人さんだし。
よく『エリザベート』知らないひとがみたら、トートが女装してフランツをたぶらかしてるみたいに見えるんじゃないかと思ってしまったv。ちょっと雰囲気似てる。

 ルキーニがちょっかいだしてるのをあしらってるところに注目。人魚を模して浴槽につかって登場なんだけど尻尾がぺちぺちすごく動いてた。


■ヘレネ(華耀(カヨウ)きらりさん)
かわいいー!。
かわいいー!。
ヘレネ役はかわいい子が多いなあ。おっとりして緊張しいで汗かきさん。お見合いのシーンは演出が早送りみたいにみんながくるくる動いて見てて楽しい!。
フランツ何度も紅茶飲んだり、ヘレネ汗ふきふきしたり。

 お母さんのルドヴィカ(花野じゅりあさん)復帰おめでたい。声も姿も綺麗でした。


■革命家たち
 あきら先輩、鳳真由ちゃん、ききちゃんカレーちゃんの役替わり、タンバリン芸人でおなじみ天真みちるさん。
麗しい革命家たち……。

 あきら先輩は説明セリフ多いんだけどすごく聞き取りやすくてかっこよくて!。


■黒天使たち
『ミルク』のシーンで後ろにいるのが好き。トートいるところ黒天使あり。
燃え上がる民衆を冷たく傍観してるのね。

 髪形がみんな違って楽しい。
私るな先輩がかっこよくてつい見ちゃう。でも先輩は黒天使的なのよりは現代的な感じのが似合うと思う。

 黒天使はダンスが激しくてすごい。娘役さんがひとりいてかわいい。


■女官たち
動きが楽しいー。
リヒテンにスターレイ、どちらもすごく良かったです。

花乃まりあちゃんとかもこのへんにいたのかな?。

■やっぱりヅカ『エリザベート』は綺麗!。耽美!。
何度見てもまた観たくなるし、やっぱり大好きだなあと改めて。



■ショー
 女子ーズに囲まれたみりおちゃんいかす。
女子群舞の途中、けっこう早いときに男子ズが階段を下りてくるので困る。そっちもみたい……!。

 だいもんいない?みっちゃんもいない?と戸惑ってたら、後からゆっくりと現れるだいもんみっちゃんききちゃん。
演出か っ こ い い 。
(先にいる男子ズがスッと順に道を譲る振りがまたいい!)

 衣装は金ぴか。

 あきら先輩もるな先輩もかれーちゃんもみんなかっこい!。

 みりおちゃんのかけ声はわりと優しめ。

 男子がはけて、デュエットダンス。
リフトはなしで、変わった振りが多い感じ。
最後足にキスするのがポイントらしい。

■エトワールが次のトップの花乃まりあちゃん。
『WMW(ワイルド・ミーツ・ワイルド)』ではいい印象だったんだけど、ちょっと高音がきついかなあ?。はり上げ方がつらそうで気になりました。化粧顔より素顔のがかわいらしい感じ。

 エトワール一花ちゃんが良かったな……m(_ _)m
 
 あと1回見にいける予定なので楽しみ!。エリザはチケさえあれば何度でもみたいです……!!。チケさえ……!!。

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posted by イナ at 01:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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