こ・・・コドモ向け???。
これ ほんとコドモ向け?、って思わず聞きたくなるような感じが さすが 麻耶節。
なんだかこの方の作品はタイトルが まず いつも好きです。
『あいにくの雨で』『名探偵 木更津悠也』『メルカトル鮎 最後の事件』とか (メルのは副題だけど。しかしデビュー作で最後の事件って すごいセンスだ)。しびれる。『神様ゲーム』てのも どんな内容か、すごい くいつきます。
子供向けのため 漢字に ふり仮名ふってあったり 字も大きかったり、序盤は小学生の探偵団が、近所の猫殺しの犯人探し!!なんてノリで、かるーい気持ちで 読み進んでいったんですが。
・・・なに この人間不信に陥りそうなストーリー・・・。
いや、私 キライじゃないんだけど 笑。でも とりあえず小学生の子には薦めたくない!! って感想ですよ。せめて中学生になってから読んでくれ (と思ったけど 私も小学生くらいから推理モノ読み始めてるかな)。
主人公の今後が心配!!!。
お父さん、私もアヤシイと思ってたんだけどなぁー。いや、殺人犯がいる可能性もあるのに、子供だけで現場に戻らせたりね、子供の勘違いかもしれないとはいえ、人が死んでると聞いてるのに 仲間(の警察官)に知らせず ひとりでやってきたりとか、ちょっと行動が。
あまりにノーマークな人が犯人(共犯)。ノーマークすぎてビックリ。
作中出てくる神様、なんか「ああ神様って こんな感じなんだろうなぁーーー」と。
特に人間の「名前」についてとか、「願いごと」についての神様の意見は うなずける・・・。親の勝手ですごい名前をつけられちゃった子、がんばれーー
(私のイトコの子供も とても一発では読めない名前をつけられている・・・今後 名前の読みを間違えられたり 聞かれたりが人生に まといつくことを考えると ふびんだ。太郎と花子でいいんだよ!とまではいわないけど、そこまで奇抜でなくとも・・・と思う私)。すごい名前をつけちゃった親御さんの、この神様の意見を読んでの感想を知りたい。
主人公の質問に律儀に答える神様は ちょっとかわいいね。
不気味に感じたのは、主人公が「神様の電話番号は誰も知らないんじゃないか」とふと思ったシーン。座敷童子みたいに、ふといてふといなくなってるんだろうね。
にしても、主人公の生い立ちにしろ恋にしろ友情にしろ 今後の家族関係にしろ、ラビレンジャーにしろ、どうしたらいいのこの後味の悪さは・・・。
2014年04月11日
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