2025年04月27日

宝塚 宙組 『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』感想その2 (2025年4月)

宝塚宙組
宝塚歌劇百十周年紀念奉舞
『宝塚110年の恋のうた』

ジャズ・スラップスティック
『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』

東京宝塚劇場 感想その2

2025年4月下旬観劇

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お芝居は
『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』
作・演出 田渕先生

■始まりから終わりまでたのしいー!
指揮者さんもオケのみなさんもめちゃノリよく盛り上げまくってくれて、たのしかったーすごいいいものみたー!!って気分で劇場をあとにできるの、最高

宝塚の良いところですよね
どんな悲しいお芝居のあとでも最後はキラキラのショーやフィナーレみて手拍子して帰れるの

■今回は幕がおりたあとにテーマ曲を演奏してくれるんです!
指揮者さん指揮しないで盛り上げ手拍子してる時間長くて面白い
指揮しなくていいんだ?!
椅子?(楽器じゃなくて椅子に見えたんだけど…)頭上にもちあげてたオケのかたいましたよね?!笑

■『ラズルダズル』はおとぎ話のようで登場人物みんないい人で、とにかくハッピーで単純なお話なのですが、派手で楽しいシーンが多いので好き
始まりなんてキキちゃんのショー!、ありがとうございますやっぱり洋ショーもみたいので!!

ここも冒頭からどセンターにいるから…レイモンドちっか!!!てなりました
ひえーかっこいい
今回キキちゃんショーもお芝居もボンボンで好き
衣装もぜんぶ素敵
ワインレッドのとかおしゃれだよね

■終演後、なんでキキちゃんはあんなにスタイルがよいのか、あのおしゃれオーラすごいとかなぜ決めポーズがあんなにきまるのかと激論してました
あのおしゃれ感は長めでサイドに流してる前髪もある気がする
ラスティ(オーシャンズ11)ぽい?シティボーイだから
レイモンド、髪型も服も遊び人ボンボンぽくて良い
おじさんもアビゲイルのこともけむったがってるけど甘えが見えるのも坊ちゃんぽい
だまされてもたかられても鷹揚な感じで、まさにお金持ちの遊び方してきたんだろうなと

しかしあの見通しの甘さ(定期的にもらえるお金の財源を知らずずっともらえると思っていた。そもそも一度つぶれた条件の店を買ってるのに経営がんばってない。そりゃ赤字だよ…)で社長大丈夫なのか心配
なんだかんだアビーもおじさんもみんな助けてくれるから平気か!


■配信だとやっぱり伝わりにくい部分が多くて(そりゃそうだけど)

・『バビロンの末裔』の長回し撮影シーンのすごさとみんないろんなところでいろいろやってる!

・瑠風くんのスーパースターな美しさ!
その長身のスタイルもあってど迫力美女でした…

・ずんちゃんネブカドネザルの高貴さとそで?マント?長すぎ
そのそでをカットがかかった後自分で上手にたくしあげて片腕にかけてスタスタ歩いてくスタイリッシュさ

・チークタイムのとき
盛り上げたりドロシーにばれないようにいろいろしてるまわりのみんなの面白さ
あんな派手に動いてたのね…

・ずんちゃんトニーの終盤ソロでみんなの映画作りしてる様子に感動
(ストーリー上仕方ないけどドロシーは新参も新参なのに(;´∀`)映画界代表のように映画を語るなあ)

・アドリブ多いしみんなきゃっきゃしてる
配信だとエキストラたちあまりうつらないけど(路線の子たちなのにね)、観劇するとみんながんばってて個性出してていいねー!

・会社にトニーとシャーリーンのポスターが

・私ら客も声あげちゃうかっこよさの登場時キキちゃんレイモンド
※声はもちろん観劇中はだめです
ただ、チョンパのどよめきとか、ラズルダズルのキキちゃん登場のところとかは例外ですよね


■とくに撮影シーンが楽しい~!
長回しワンカットの壮大なシーンなんだろうな…!
(エキストラは薄給だけどこういうところにお金使って赤字なのね…)
大作『バビロンの末裔』、みたい…!

■ラストのみんなのダンスシーン、トニーずんちゃんとアビゲイルみねりちゃんはやっぱりいい感じで気になります
とくにそういう設定はないんですかね
執事とシャーリーンがなぜか一緒に踊ってるのもかわいい
執事はシャーリーンを普通に考えたら苦々しく思ってそうだよね…

■そして客席おりも!
センター席だったので舞台のほうおもに見てました
ドロシーさくらちゃんとアビゲイルみねりちゃんが仲良くシンメで振り踊っててかわいいー
途中キキちゃんレイモンド戻ってきて3人で

■『ラズルダズル』のあとミニショーがあり(ほんとどんだけお得なの宝塚…)
ずんちゃんと瑠風(まだ女役)くんの主題歌デュエット銀橋

そしてキキちゃんと娘役群舞!
座ってるー!
娘役さんたちの衣装もシンプルだけどスカートのラインがすごくきれいなドレスで美しい
色味もパールベージュ?みたいで変わってますよね
娘役さんたちとひとりずつからんでく演出、好きすぎる…

この娘役さんたちとのシーン後半から男役たちも静かに階段をおりてくるから目がたりません…

そして男役群舞になるんだけど、たいてい娘役さんたちは左右にさーっとはけることが多いんですが、今回階段をのぼってはけてくの!
姿勢よくすっすっとのぼっていって、スカートひるがえして左右にわかれてはけてく後ろ姿がきれいでそっちも見たくて
(でも男役群舞は始まっている)
よかったですねー!

デュエットダンスはもこもこスモークに星空のようなふたりの衣装、ライティング、ただただ素敵でした!!

■シャンテ衣装展なしは悲しいーーー!

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2025年04月26日

宝塚 宙組 『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』感想その1 (2025年4月)

宝塚宙組
宝塚歌劇百十周年紀念奉舞
『宝塚110年の恋のうた』

ジャズ・スラップスティック
『Razzle Dazzle(ラズル ダズル)』

東京宝塚劇場 感想その1

2025年4月下旬観劇

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■どセンターの超良席で観劇できました
キキちゃんが真正面にいる~!!

『宝塚110年の恋のうた』
作・演出は大野先生

西の千秋楽を配信でみていたのですごく期待
このショーほんと良い~!
わかってたのにはじまりのチョンパに本気で驚く
うわああ!てなります
みんなあの和衣装でするすると階段おりてのスタンバイをあの短時間でしてのけるのすごすぎる…(いつも忍びの者すぎると思う)
(チョンパ=真っ暗からあかりがつくと板付きでずらっと出演者がいる状態。これ正式な用語か不明)

チョンパ、ほんとにすごいほんとに綺麗…!!
これは外国のかたやふだん舞台みないかたにぜひ見てほしい
海の底にいったらいきなり大宴会してる竜宮城ランクの驚きが現世で味わえます

■配信だとよく読めなかったのですが、作品名と年代、曲名舞台の上に出してくれてるんですね
親切!

■いい曲多いなあ…としみじみします
110年…すごいですよね
間に戦争も挟みながらも宝塚で110年の恋のうた
平安時代の藤原定家の歌もずっとのこっていく
君が代も恋慕の歌って聞いたことありますが
壮大だなあ

■恋うたテーマだけど、もちろん楽しいものも悲しいものもあり、時代も違うし、好き作品がくると嬉しいし、すばらしいショーでした
『星影の人』の歌詞って病の人の思いとわかってきくともう悲しみがいっそう…
短い場面でも組子さんがすっとその世界にいざなってくれてるし、衣装や音楽の力も大きいですよね
『星逢』のドラマチックさ、『誠の群像』のキャッチーさとか言い足りない

■いろんな作品から持ってきてるだけじゃなく、藤原定家(キキちゃん)と式子内親王(さくらちゃん)のトップコンビの恋が全体のテーマになってます
定家のシーンいらないよー名作品シーンもっとほしいよー、ってならないんですよ
よりすぐった作品のなかに新作まじってくるのってちょっと肩身狭そうだけど、定家と内親王のシーンもすごくよくて!
定家葛の歌もものすごくよいし、定家と式子内親王このふたりの物語をみてみたい!

■配信みたときとイメージ違って驚いたのは定家葛のシーン
葛たちが思ってたより攻撃的
かつ定家も応戦!バトルしてた!
内親王が使えないNPCみたいな動き!

 葛たちがむちみたいに葛ビターンてやってきたり、なんかまとわりつく怨念みたいな、おどろおどろしいお化けみたいな動きだと思ってたんだけど、けっこう機敏でした
定家もボンボンなのにえいって葛をはらったり頑張ってる!
そして内親王のふらふらっぷりが面白い
まあ内親王自身は葛にとらわれていたかったからと理由があるのですが、あなたを守ってるのよ?!と言いたくなる変な挙動でした
あのもどかしさ、『〇〇を守れ!』みたいなミッションのアクションゲームやってるのにその〇〇(操作できない)が弱くて死んでゲームオーバーになってもう!てなる記憶がよみがえります…そういうゲーム多かったよね?今はよく知りませんが(スイッチ2大変な人気みたいですね…中村悠一さんも抽選外れるとは)

ふたりとも情念が強い(執念深い)ので切っても切っても葛がお墓を覆うんですね…お互いに亡くなっても消えない思い…(『ハンター×ハンター』の死後の念みたい…)

■おばけぽい時のさくらちゃん内親王好き!
ここのソロもいい声ですねー

定家の目線だと別れのシーンから始まるのでほんと悲しげではかなげな感じだけど(あの牛車?乗ってるときに袖で顔をゆっくり隠して顔をそむけるシーンとか平安美女しぐさで好き)、死後(成仏後?地縛霊でなくなった)はふっきれたのか内親王ちゃきちゃきしだすのも好き
内親王は定家ともっと役者やりたかったと思うよ…

■葛事件解決後の恋歌の応酬もほんと早口百人一首でかわいい
ここのずんちゃん「次は内親王のターンだ!!」て言いましたよね?
ターン制なの?!と思ったけどそっか文通はターン制だね
平安時代は知的な相性がなにより大事なのかしら…

■『ラズルダズル』が退団ぽさがない分(終わりまで明るくてあれはあれで最高です!)、こちらでお別れっぽい定家のセリフがあり
しんみりします

■日替わりよかった!
雪組『壬生義士伝』の石割り桜の歌でした
選ばれたのはみねりちゃんと男役さん誰だろ
帽子でお顔が見えなくて
ふたりともすごく良かったです!

若い書生さんと年上の芸者さんの恋みたいで、これはこれで気になるカップルな感じの見た目でしたね

これ全部で何曲くらいやったんでしょうね!?
大劇場で若手さんもソロやデュエットできるなんてすごく嬉しいよねえ

みねりちゃんはそのあとすぐ芸者さんソロもあってこちらもとてもよかった!

■フィナーレもほんとに華やかで!
宙組って今他組より人数少ないはずだけどコーラスもいいしそんなこと思わせないパワーがありました(ラインダンスやラズルダズルのあとの階段おりみて、あ人数少ないんだなーって気づく)

■ずんちゃん八千代さまのかわいくもしっかりナビゲートしていく感じ
青年の雰囲気と見た目なのに、定家に「幸せかい?」(でしたっけ)と聞くところなんかは長い年月恋を歌ってきた大きな優しい声音で素敵でした
ずんちゃんは声がやさしいよね…
光源氏にネブカドネザル王といいとこどりですねずんちゃん…豪華よ…

■定家とずん八千代さまの出会いで
役者って名乗ったらお前みたいなものがここに入ってくるなと一蹴するシーン
ずん「殿上人だなあ~」
って返すの好き
ここのやりとりふたりともかわいいね

瑠風くんの土方さんもあらためてほんとに堂々としててよかったなー
歌声が強い!
総司に対しての上司でもあり兄貴でもあるような包容力も素敵でした
総司の羽織を受け取ってはけるところも、心配そうに演技してて(その顔は総司には見せないのがまた)、瑠風くんの土方さんで新作みたいわ…と思いました

■みねりちゃん、芸者のときもだけどフィナーレのときも、同じ振りしてても目をひく感じがすごい
踊りわからないのでなぜかはわからないんだけど

■水音志保ちゃん和メイクすごくかわいかった
和メイクされるとあれ?誰?てなるタイムラグがある
男役さんがほんとすぐわからなかった…

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2025年04月25日

怪談イベント感想 「厭怪スピンオフ ゴールデン街ホラーズSpecial~ヤバいことだけ語ります」(2024年10月)

怪談イベント
「厭怪スピンオフ ゴールデン街ホラーズSpecial~ヤバいことだけ語ります」
感想


2024年10月
会場・ロフトプラスワン



■ご出演は
インディさん
夜馬裕さん


ゲスト
村田らむさん
ヌガザカさん


■怪談イベントだけど安心の?お昼開催
久しぶりに立体猫ちゃんとゴジラを見上げつつ会場へ

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イベントポスター(いつも妖しい、怖い雰囲気はちゃんとあるのに直接うわってビビらせる系じゃないのですごく好きです。怖い絵苦手なので)を簡略化したイラストの看板になってた!
顔のところがぐるぐるになってるのNARUTOぽい…

■怪談イベント初めてだったんですが、まず自由席舐めてた
そうか…はやくいかないとだめなのね
着いたらもう埋まってるよ?どこ座ったらいいの?状態でした
ワンドリンク制で退場時にお会計でした

■今回はヒトコワ系な『厭』な話がテーマ
おばけはでません

兵器収集家のヌガザカさん『OKOWA(おーこわ)』でみたかた!とテンションあがりました
おーこわ好き…!アーカイブをみられるようにしてくれててほんとに嬉しい
好きなお笑いコンビのうしろシティさんも、解散しても公式YouTube残してくれてていまも見てます
ありがたい


■長テーブルに4人座りで順番にお話していってくれます
怪談イベントなのでほんとにトークのみです

↓ネタばれなしのただ感想です


■ヌガザカさん
人の命が軽い怖い国の出来事
映画『サウンド・オブ・フリーダム』みたあとにこの話はまじで怖いのよ…
ヒトコワではなくほんとクニコワなんよ…

■間に休憩あり
ヌガザカさんが客席のほうにいらしてくれて、お話に出てきたRPG7を見せていただき、また直に持たせてもらいました!本物だそうです…

説明もしてくださって、すごく面白かった!
中身(火薬…?)がないけどそれでも女性でも持てるくらい
これが戦車も倒せる威力…!スネークが持ってるやつ…!!!

貴重な経験でした
写真もとらせていただいたけどあげていいのかな?とりあえずやめておきます

例のポケベルがほしい話
仕様を聞いて戦慄…!!!

※このイベント時、日本のポケベルが兵器にされ海外で爆発する事件がありニュースになってました

夜馬裕さんのお話は、えっヒトコワ?おばけ?!とどっちに転ぶか分からない感じ現在進行系なのこわすぎた!
どっちも面白かった!
二本目はしばらくYouTubeとかには出ないのかな…?また聞きたい!!

さすが帝王な厭トークで、登場人物の不気味な感じがすごかった
『動物のお医者さん』の漆原教授みたいなイメージで聞いてたので全然ちがったよー!
漆原教授もリアルでいたら怖い気もする

らむさんの家族のお話、すごく異常な話ととらえてしまったんだけど、田舎の因習とか百年くらい前ならそこまで異常じゃないかも、みたいにお話のあとに皆さんトークされててそれにもびっくりした
因習こわい…
らむさんの軽い語り口も怖いーー!

インディさん
お話のメインのところではなく、舞台の『JKリフレ』の話に食いついてしまった
そういうところで働く子の悲哀とか、そのお店のあとに選ぶ道とか(ソープやギャラ飲みとかいったりするんだそうです)
(おそらく)発達障害の子が多く、なにより家に居場所がない
家にいられない子にとって普通のバイト先ではないけど居場所でもあるんですね
そしてそういう子を簡単に救うことは出来ないみたいなお話が出てて、考えてしまった

ここはお話のメイン部分ではないんだけど!インディさん良心あるオーナーさんだったんだろうな

■怪談の間の雑談もこのかたたちなのですごく面白かったです
新宿は業が深いですね…

はじめて怪談系イベント参加しましたが楽しかった~!

ただ今アレルギーがひどくて地下会場の空気の感じと人口密度がちょっとつらい
(劇場も密度は高いけど換気率?が違うのかな…)


■最後に4名の撮影タイムも!
三方向向いてポーズしてくれました

■退場時、出演者さんがお見送りも!
夜馬裕さんともお話できて2人で写真もとってもらえました
接近あるとわかってたらもっとちゃんとしたのにー!!!いやー!!

接近ない界隈にいるのでビビりました…
猫ちゃん関係の差し入れされてる方もいらっしゃいましたよ
ラベル:怪談 夜馬裕さん
posted by イナ at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 怪談系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする