2023年11月10日

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』(2022年公演)感想

2022年10月観劇
ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』

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3時間ちょいでした
久しぶりの日生劇場
やっぱり好きです
係員さんが幕間なんとかみんなをトイレに行かそうとすごい頑張って誘導してくれている…
消毒もアルコールとノンアルコール両方あったりと配慮が素敵

来場特典なのかな?ミニクリアファイルいただきましたヽ(`▽´)/

開演アナウンスがアッキー!

アッキーが見たかったのと、なじみある?テニミュキャストが嬉しかったのでアッキーチーム(チームブラック)でチケットとりました
誰かわかんないけど若手俳優さん何人か観劇にいらしてたみたいです

このお話の人たちのグループ名はジャージーボーイズっていうのかと思ってたら違うのね~(「ザ・フォー・シーズンズ」がグループ名のようす)というレベルで何も知らない状態での観劇です
WOWOWの井上芳雄さんの番組やミュージカル系の番組とかで曲は聞いてたんだけどストーリーも全く知りませんでした
とにかく高音が凄いボーカルの人がいるグループなのと、『君の瞳に恋してる』は知ってる!程度

実在のバンドものストーリーっていうと想像つく感じではあるかな
栄光と挫折、栄枯盛衰というか
舞台の終わり方が結構きれいなので見終わった後悲しくはならないんですけどやっぱり『ボヘミアン・ラプソディ』みたいに見てて切ない~辛い~!という要素が多いです
争うシーンが多いので得意なストーリーではないかな
あと登場人物の誰にも感情移入できないというかみんな変わり者(;'∀')

4人揃って結成だ!、のときがなんか…ここが絶頂期なんだろうな…てすでに切なくなるバンドものあるある
すぐグループ間揉めるし家庭もいろいろあるしお金お金お金…だし
うん…

刑務所入るのそんなおお事じゃないのうける
メンバー交互に入るな!

フランキー 中川晃教さん
ジャージーボーイズが日本で上演されたのはやっぱりアッキーありきだったんでしょうかね
曲が入りから高音なものが多いのにバシイッと決まるのが気持ち良すぎる
なぜあんなキーが…
一般女性のでる限界よりも高いような気がします
ほんとすごい
アッキーの声って今ギリギリ限界を頑張って出してまーすって感じじゃないんですよね
なんか本当はもっともっともっと出るのかなっていう気にさせられてしまう
そのぐらい楽々と出てるし本当に綺麗な高音だし聴き入ってしまいますね

あとほんとセリフ声もナイーブな青年らしさがすごい!

トミー 藤岡正明さん
実在の人物なんだけど、この方がトラブルメーカーと言うかグループを作ったスタートの人でもあり終わらせた人でもあるという感じなんですかね
かなりやさぐれたしゃべりかたのためちょっとセリフが聞き取りにくいのが残念
まあ事実やさぐれチンピラだからなあ
乱暴者!
本当に役になってるというか姿勢だったり歌い方だったりも全然藤岡さんらしくなくて
藤岡さんどっちかって言うとコミカルで陽気と思うんですがこの役ではかなりのワルって感じでしたね
当時の15万ドルの借金っていうのはちょっととてつもなさすぎる額なんじゃないかと思います
なぜ隠居先がラスベガスなのか…こんなダメな人をラスベガス連れてったらもっとダメになる予感がします
なんかゴルフしてるとか言われてるし結局彼は自分では全く借金を返していないんだろうか…
フランキーの彼女にちょっかい出したのもなんなんだろう!?彼女が言ってた通りバカだからなんでしょうか

ニック 大山真志さん
舞台で拝見するたび貫禄が…
太めの低音素敵
フランキーとの対比でとても素敵でした
実は一番謎な人だなぁと思っていたら2幕で自分でもあんまり自分のこと言ってなかったよねみたいな感じで話し出したので納得でした
自分のバンド作ろうかなーって事あるごとに言うけど結局この人もお兄ちゃん(トミー)に支配されていてその願望は叶わなかった感じなんですかね
いろんなストレスが溜まって溜まって爆発して去って行ってしまった感じ

ボブ 東 啓介さん
ボブイケメン枠??ダブルキャストのかた(有澤樟太郎さん)もかっこいいですね
東君は多分私最後に見たのはダンスオブヴァンパイアの青年役かな
相変わらずスマートで所作もかっこいい!
ちょっとインテリ感?きちんとしてます感?あってメンバーから浮いてるのもよかった

この人はグループへの帰属意識はあまりなく、フランキーへのこだわりがすごいのかな
彼の声を聞いた時の衝撃を受けたシーンが印象的でした
この人に曲を書かなきゃみたいな感じのこと言ってましたね
才能に惚れ込んじゃったみたいな
メンバーだけどプロデューサー気質で作曲家なのでまた考え方や思い入れが違ったのだろうな
あと意識が他の3人と違うよね
現実的だしちゃんとした野心家というか
それゆえのフランキーへのぬけがけというか密約持ちかけだと思うのだけどももう少しこの辺りの彼の心情聞きたかった
お金の取り分は変わらないのに独占契約したいみたいな話??ですよね
バンドの解散を見越していたわけではないだろうけどソロになって欲しかったのかな
(このへん実在人物だけに配慮感じます…)

音楽で食べていきたいのにうまくいかず収入のために別の仕事を始めるけれどもこのままじゃいけないってなるシーンがすごかった
セリフでしか語られないんだけどボブは印刷会社に勤めて、そこの上司とご飯を食べてる時にその上司の指が欠けている事に気付く
当時の印刷の機械とか安全性とかそういう話だと思うんですがミュージシャンとして大事なものが犠牲になるかもしれない。このままではいけないってすごく切実に思ったんだと思います

ノーム 戸井勝海さん
謎のダークサイドのひと
やっぱりかっこいい
素敵!ダンディすぎてついオペラでみちゃう

ボブ 加藤潤一さん
偉いプロデューサーの人
この人の名前もボブだからすごい紛らわしいんだよ
同じ名前の人がいるのめんどくさい!でも実在だからしょうがない…フィクションなら絶対こんな被らせ方しないのに~

山路和弘さん
貫禄!
ボス感すごい

こうしてみると主要なキャスト男性ばかりの作品だった
奥さんとかそんなに出ないんだよね


君の瞳に恋してる!!!キター!と思ったらみんなでやるのかと思ったらソロなのね
ソロかー
ミラーボールさんも参加してくれて楽しかったー

フランキーの娘さんの急死…つらい
反抗期終わって仲良くなれたかと思ったら
治安悪いよーアメリカー
フランキー子供6人?てこと?家庭かえりみてなかったのに子供多いな
今はいいパパみたいですね

フランキーよりも、実の子供に叔父と思わせてたニックに闇を感じます
どうしてそんなことしたの怖すぎる

トミーの借金みんなで返したのかーすごい

一人ずつ総括というか人生のまとめや主張をして階段を降りていくエンディングが舞台ならではで好き
一人喋り終わると次の人にどうぞみたいな感じのしぐさをするのがいいですね
自分の立ち位置のマイクの所に行ってお話ししてそしてはけていく
グループの終わりも感じさせます

カーテンコールの後はお楽しみタイム!
コンサートタイムが始まります楽しすぎる!!有名曲メドレー
ペンライトけっこうお客さん持ってました
もめるとことばしてお歌やここだけ通いたい
仲良したちがもめる話何度もみたくない〜

さり際の大山くんギャグ?聞き逃しちゃったくやしー!

終演アナウンスもアッキーでした

・セット
左右に画面があって効果的に使われてました
セットは大きいのがひとつなんだけど、それをホテルぽくしたりお屋敷っぽくしたりコンサート会場ぽくしたり
昔のアメリカーって感じのセットの雰囲気や出演者さんたちの髪型や衣装も素敵

劇場売店あたりにいたリス??
かわいいんだけど2匹だしジャージーボーイズというより漫才してるみたい

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posted by イナ at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | そのた・舞台観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする