映画
『キングスマン ファースト・エージェント』
感想その2
※ネタばれあり
■ラスプーチン編ラスプーチンがラスボスではなく悪の組織のうちの一人という設定なのがこの世界の恐ろしさ
手足のひとつなんですよね
ラスプーチンなのに!!
そしてこのラスプーチンの役者さん(リス・エバンス)がものすごいラスプーチン!!
まんまラスプーチン!!
私の思ういやみんなの思うラスプーチンを体現してくださっていると思います
長身で神秘的で怪しげでヤバそうで、本物の霊能力者?なのか俗物のペテン師なのか 全然区別がつかない感じ
まさに怪僧!!ラスプーチンでしたね!!
青酸カリ入りパイを半分ぐらいむっしゃむっしゃ下品に食べてるシーンも本当に不気味でした
オーランドまでラスプーチンに取り込まれそうになるシーンがあるんだけれども彼の『足が治った』描写はラスプーチンの催眠術がきいている状態なのかなと思いました
身体的にはもう治っているんだけど心理的な問題で彼はずっと杖をついていたのかななので『歩ける』という暗示で普通にその後も動けるようになったのかな?
息子達がアクション担当でオーランドは作戦立案担当なのかと思ったけどその後ジャンジャカアクションをこなしてましたね、そこはラスプーチンの治療?のおかげか
ロシア編は
「ラスプーチンは乱痴気野郎なので色仕掛けをして毒殺しちゃお!」
というわりと適当な作戦なんだけど、若い美少年だしコンラッドがいいよって思ったらまさかお父さんの方をラスプーチンが気に入るというギャグテイストで面白かったです
ラスプーチンにだって好みはあるよね…
毒がきかないので結局戦闘になるんだけどラスプーチンの戦い方がまた…
演舞…?ロシア舞踊感がある?なんかもうかっこいい
そしてラスプーチン毒にも強いし戦えるし超強敵でした
主人公たち4対1でなんとか倒せましたっていう
■戦争編19歳になったコンラッドは本人の希望で父親の反対を押し切り入隊してしまいます
ここから第一次世界大戦舞台の戦争映画ターン
ロシア編とは全く雰囲気が変わってしまい『プライベートライアン』のような世界が続きます
国のため貢献したオーランドへの恩返しとしてイギリス国王はコンラッドを危険のない場所へ呼び戻そうとしてくれるんだけど(それも『プライベートライアン』ぽいね。そういうことはやっぱりあるんでしょうね…)
当のコンラッドはそれを察して下級兵士と入れ替わってしまいます
なんてことするんだなんてことするんだこれもうフラグ立ってしまったわ…と見ていて焦る
でもコンラッドはどうしても国のために戦いたかったしお母さんの亡くなる前の言葉が彼に強く残っていたので仕方ないのかな
公爵家の子息というコネと言うか権力を使って一人だけ助かることが彼にはどうしてもできなかったんですね
そして入れ替わったのが本当に普通の一兵士だったのでバリバリの前線に連れて行かれることに
…これはもう助からないやつ
塹壕だよ…塹壕戦とか嫌な予感しかしません最悪です
そして息子の死の知らせに一度は自暴自棄になってしまうお父さん
ポリーの励ましに覚醒し、ついに戦争を止めるため活動を再開
ここのオーランドちょっとヤン・ウェンリーとフレデリカ(またはユリアン)ぽくていい
(自暴自棄)茶なんかいらねーよ酒だよ酒!( `曲´)ノ
(覚醒後)…濃い紅茶を入れてくれないか(`・ω・´)
かっこいい…
■アメリカ編ロシアのごたごた終わったと思ったらアメリカの方でも変な動きという風に、誰かが世界を、権力者を操っているのではとじわじわと分かってくるのが不気味
なにか大いなるものがいるんですよね
現実世界もこんなだったらどうしよう
アメリカ編はこちらも有名マタ・ハリちゃん
美人!
マタ・ハリってなんとなく不二子ちゃんみたいなイメージでいまいち何をした人かよく分かってません…娼婦でスパイ?
マタ・ハリ戦はわりとあっさりでした
■解決編組織の核心に迫っていきます
悪の組織のトップはずっと顔が出てないんだけどこれは一体誰なのかな~と思っていたらなかなかに意外な人物でした
私は最初コンラッドのいとこをなぜか疑っていた
ただね!私潜水艦のシーンはちょっと違和感があったんですよ
船酔いしてるから外行く、って行ったきり画面がぶつ切れた感じだったので
あいつかー!!
たしかにロシアもアメリカも敵は権力者を巧みに操っている
洗脳したり弱みを握ったりまたは信頼を受けたりイギリス側のキッチナーにもそういったスパイがいて当たり前なんだよね
裏切り者はそばにいたんだなーずっと…
そして対抗するオーランドたち
まだものすごい兵器がない時代なんですよね
当時のハイテクではあるんだろうけど
なのでひみつ道具みたいなのはなくて、もう普通に頑張るしかない!根性論で敵地に挑むんです
人員も足りな過ぎてヘリコプターを操縦してそこからパラシュートで落下というのをオーランドが一人二役やらなきゃいけなくなってしまったり
ポリーちゃん「援護するわよ!」って言っても一人じゃちょっと無理じゃないこの時代の銃だよ?!て感じだったり
彼らの戦闘センスでなんとか勝ち進んでいった感じですよね
あとやっぱりヒーローは強運なのかなと思ったり(ヒーロー補正)
高いところでの戦闘はやっぱりヒヤヒヤとします
戦闘を終え、ここからどうやって降りる…?てショーラと会話するシーンでああ終わったー!とほっとしました
■そしてキングスマンへテーラーキングスマンを買い取り、ここを本拠地に世界の平和を守る秘密組織『キングスマン』発足
まだ人数は揃っていないけれどもこの人たちが初期メンバーってことなのね
ポリーちゃんが使用人を辞めたのでレトロなメイドさんスタイルからちょっと近代的な働く女性スタイルに変わってるけど両方かわいい
ショーラ(マーリン)も怪我が大したことないようで良かった
いつも皆を助けてくれるマーリンはどの代もきっとすごいいいやつなんだなと思いました
ショーラだけ席についていないのはなにか意味が?
とちょっと気になったけど時代的に黒人だからとかそういうのなのかな…
そしてランスロットもやっぱりイケメンですよね
コンラッドと入れ替わった兵士さんだよね?
売り出し中の俳優さんとかなんだろうか
エンディングがやっぱりおしゃれ~
キングスマンができてこれで世界は大丈夫だヒャッハーな気分で終われるのかと思いきや悪の組織はまだあるしヒトラーまで出てくるしでよく考えたらやっぱり世界は平和ではないのであった
というピリッとくる終わり方でした
このヒトラー役の人もなんかまだ若いヒトラーで青年将校の感じがありましたね
ヒトラーもまた手足という…
悪の組織こわ!
■どうしてキングスマンはアーサー王伝説のコードネームなのか
という謎も明かされました
コンラッド…(´;ω;`)
やっぱりイギリスの子供はランスロット人気なのかしら
名前がかっこいいよねランスロット…!
ブルーレイ発売が楽しみ!!
スポンサードリンク