2021年12月22日

宝塚星組 宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』感想その1


宝塚星組
宝塚剣豪秘録『柳生忍法帖』感想その1


■柳生十兵衛は忍者じゃないよね?なんで忍法帖?というレベルで知識がないままみたけど派手な時代劇で楽しかったです!
宝塚向きの演目ではないと思うしなぜに琴ちゃんで柳生十兵衛?!とは思うけどね
柳生十兵衛ってワイルドでガタイいいおじさんな印象…私の印象は『修羅の刻』の柳生十兵衛だと気づきました
猿飛佐助とかのが似合いそう(こっちのが身軽でさわやか少年ぽいイメージ?)
次も忠臣蔵モチーフだし時代劇が続く年で珍しいですね

■ストーリーもまったく知らなかったんですが柳生十兵衛は武術を女たちに教える『先生』の役
女たちはひどい殺され方をした夫や父の復讐を果たしたいがまったくの素人なので、敵の武士に勝てるよう特訓をするというのが大筋

悪逆無道な(多分)悪い奴らをか弱い女たちが強くなりやっつけるので小気味いいです!
まあ結局めちゃくちゃ大勢で襲いかかってますけど(1対1ではさすがに勝てないよね…)

十兵衛はこっそり、ちょこちょこ、いやかなり助太刀してあげて復讐自体は見守るスタンス
十兵衛先生かぶいてるけどすごくいい人感ある…

冒頭がクーデターからの惨劇で十兵衛先生が出てくるまで暗い展開

■敵が『七本槍』
え?七本槍?!
ここで私はもう賤ヶ岳の七本槍だと思い込んでたよね(『戦国鍋』で知った)
だからせおっちが福島正則ね、と思ってみてたよね
七本槍って複数いるんだ…まったく別の七本槍でした

その上に悪い会津藩主とそれをあやつる芦名銅伯(あしなどうはく)が黒幕

■一階前方のかみ手席で観劇
舞台のはじのほうまでなぞの写経みたいなセットでまず妖しく怖い雰囲気
なんて書いてあるんだろう

登場人物も多いしアクションも多いし一回じゃまったく見足りない作品ですね!

■柳生十兵衛 礼 真琴さん
ラダメスといい…
琴ちゃんにあてられる役不思議ですよね
持ち味とは
みたいな

浅黒い肌にメイクもかなりワイルド!濃くて跳ね上げた眉毛とか男らしさありましたね
武者っぽい

衣装はかえてるんだけどまあ似た感じ…
基本黒で旅に出そうな足回り
一回変装で御曹司にコスプレしてたけど

彼が軸の話ではないんだけどさすが琴ちゃん
ものすごく真ん中感あります
歌はラストのソロ曲が素敵だったなー!
腕の筋切られて大丈夫なのか!?と思ってみてましたけど…(;'∀')

鈴のエピソードかっこいい!
尼寺で、男の人は帯に鈴つけてもらうルールなんだけど立ち回りしても鈴の音が鳴らない?!
驚愕する女たち
これだけで只者じゃないー!!達人ーー!感あっていいよね
意味ないのにちゃんと鈴つけてくれる律義さも(笑)

初登場とか破天荒なひとっぽいけど実際ものすごくいい人でしたね
女たちも慕って好きになっちゃうよねー!!!

敵にまで好かれるトンデモ展開だけどろくでなしに囲まれた中で琴ちゃん十兵衛に出会ったらそりゃゆらも好きになりますよね…

■ゆら 舞空 瞳さん
ひっとんきれい~!
お着物豪華~!髪飾りも豪華~!
お化粧も派手目でものすごくかわいい~!!

無表情や冷たい笑顔が多く、無邪気なジュリエットから豹変
意思がないのかな?と最初思ったけど父親に支配され心を押し殺して生きてきたと判明
時代もあるけど父の道具として、クズの妾にされて子供まで…
せおっちのこと好きだったのかと思うと不憫…!

■十兵衛とゆら
地獄に落ちる(だろう)彼女を覚えていて、ただひとり弔ってくれるのね
なんかせつないな
子供も一緒に死んじゃってるんだもんね…
まあゆらにハッピーエンドがおとずれてもだめだよね
かなりの犯行に手を染めてるからなあ

もっと操られるつらさとか描写があればいいのになあ
あまりそこに重きをおかれてないし恋も突然すぎて銅伯も七本槍もんんんん!?てなってたよ
どうした?!て十兵衛本人も困ってたような
変装した十兵衛には一回会ってるんだからそこでもうちょっとなんかあってもいいのにと思う

押し掛け女房?してた期間はどのくらいなんだろう
ゆらの人生で一番幸せな日々だったのかも…

■芦名銅伯 愛月ひかるさん
生愛ちゃんガン見してきました!
ラスプーチンに続き得体のしれない妖しい悪役でしたね
黒幕なのもありあまり出番はないけど…

長い銀髪ストレートにずるずるしたローブのような着物で愛ちゃんのスタイルじゃないと似合わなそうな独特の雰囲気

とにかくひどい
娘に対しても最後まで情を見せてくれず…

よく心臓は別のところにあるからそっちを攻撃しないと不死身だー!とかの設定あるけど、双子だからもう片方も殺さないと不死身だー!に誰も疑いをもたないで話が進むの不思議!

これは双子のほうが死んでくれないと解決しないのでは…でも遠くにいるしなあ
と思ってたらやっぱりその解決法でしたね
まあそれしかないわ

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管理人 イダ 『妄想レポ』
ラベル:星組
posted by イナ at 16:03| Comment(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月19日

映画感想 『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』 ネタばれあり

※ネタばれあり 薄い感想です

『ヴェノム レット・ゼア・ビー・カーネイジ』



ヴェノム続編!

相変わらずヴェノムちゃんがかわいかったです
アメコミやマーベル知識皆無なのでよくわからないところもあるんだけどヴェノムのぬらぬらした瞳がなんか好き

【あらすじ】
脳みそを食べたがる宇宙の生き物に寄生されてしまった主人公のエディ(落ちぶれ記者)
凶悪犯罪者キャサディへの取材中、噛みつかれたことでキャサディも血液から感染しヴェノムの力を手に入れてしまう


タイトルのレット・ゼア・ビー・カーネイジは【起きろ大殺戮】って意味なんですね
まんまのタイトルというかほんと単純なストーリーで登場人物も少なく、ドカーンやばいーわー!みたいな映画でした

初めてIMAXレーザーでみたんだけどちょっと音がすごすぎかも(;´∀`)爆音…
映像はすごくきれいでした!
が通常と比べてないからちょっとわかんなかったというのが正直なところ
始まりにIMAXのすごさを説明するVTRがちょっと流れます

今回はカーネイジ誕生の原因を作ってしまったのがヴェノム本人
でもそれはエディを馬鹿にされたから思わず怒ってやってしまったことなのでそこまでヴェノムに怒らなくても~!!と思ってしまったけど結果被害甚大ですからね…
血液を体内に取り込んだだけで寄生されてしまうんだね
しかもヴェノムと別人格
より凶暴なやつ
なんでだろう

刑務所に取材に行くシーンがアメリカの映画ならではっていう感じで好き
『羊たちの沈黙』とかのこういうシーンはゾクゾクしますね
壁にキャサディが描いた絵を見てそれを記憶しエディの手を通して再現するシーンが かっこよすぎる
そこから警察もつきとめられなかった犯行現場にたどりつくヴェノム
頭いい!大活躍

キャサディの絵や字の感じ、独特でいいですよねー
エディに送ってきたはがきも不気味でよかった
小さい字ではがきを回転させながら読む感じに描かれてる

エディは平穏に暮らしたいのに生活をめちゃくちゃにするヴェノムにうんざり
ヴェノムも脳みそが食べられない暮らしにうんざり
お互い大好きなアンにもフラれちゃってしょんぼり

イライラがたまったふたりの共同生活は破綻し大喧嘩に
大きいテレビが3階以上のマンションから落ちてくるのは危険すぎる
殺人未遂になるんじゃないだろうか

仲直りには元恋人のアンちゃんが活躍してくれます
アンの現恋人ダンも
1で懲りてないんだ?!
なかなか大変な人たちに関わってしまっている状態だけど宇宙人がらみは信じてなくてエディとアンにカップルセラピーに行けとかいかした突っ込みもしてるダンさん
さすがに今回で信じざるをえないかも
ダンさん人間なのに戦いにも参加しちゃってなかなか無茶な人
無事でよかったしダンさんいい人なのでエディかなわないよ…(´;ω;`)


詳しくない私がわからないままだったこと
■どうしてヴェノムは赤いヴェノムはやばい!、と戦線離脱しようとしたのか?

■キャサディはフランシスは死んでると思ってたんじゃないの?
新聞にメッセージ記事を出してとエディに頼んだ時点ではキャサディはふつうの人間なのでフランシスが極秘に生きてると知らなかったんじゃないかと不思議

■キャサディはシリアルキラーでまだ見つかってない遺体も複数あるのに死刑執行?
かつ執行を遺族は見学できるの?!すごいシステム…

■キャサディの恋人のフランシスはヴェノムに寄生されたカーネイジを見てそく素敵!あなたイカしてる♪みたいなテンションになるほど悪い子なの?
いじめられてるキャサディを守ってくれた優しい子のはずなのに…
長い監禁生活で人が変わってしまったのかな
でも移送する警官に攻撃したりキャサディ以外はどうでもいい!みたいなタイプぽいかな?

フランシスが実はいい子で ヴェノムの苦手な音波を出せるから活躍するんじゃないか?と一瞬思ったけれどもそんなことはなかった
むしろ赤ヴェノムに嫌われていた

■キャサディは純愛は純愛
本当だったらもう二度と会えないはずだったフランシスとまた会えてつかの間のデートもできて結婚式も挙げて
結構幸せだったんじゃないだろうか
普通に2人だけで結婚式やってればよかったのに!
結婚式と復讐を兼ねるからこんなことに…

またエディに対しての友情も友情で何かシンパシーがあったのかな
この友情は一方通行すぎてエディはキャサディ嫌いなんだけど(好きになる理由もないしね)
エディの書いた記事自体を読めていないのでちょっとそこが分かんないんだけれども偏った記事とキャサディに思われている
普通だったらむしろ虐待されていた過去というのは強調して書くべきところではないんだろうか
シリアルキラーの特徴でもあると思う
彼の少年時代がアニメーションで描かれるんだけどその絵の感じが絵本みたいでとても素敵
お風呂にドライヤーどーんはサイコパスな子供がよくやるやつ…(;´Д`)
本当にそんなにすぐに感電するんだろうかドライヤー怖い!

キャサディの本人の言い分としても俺には色々あったんだ、虐待されたからこういうことになったんだというのはあるんだけれどもやっぱりやったことがやったことなので最期はヴェノムにパクリといかれてしまった


衝撃なのは事件が解決した後
海辺でリゾートしてるエディとヴェノム
二人でキャッキャしてるーーーーー!!
なにこの終わり方!かわいい!

一応最後に 毎回引きと言うか次の事件を暗示させるような場面が差し込まれるので(次はスパイダーマンが出てくるのかな?)まあそれはあったんだけどヴェノムとエディ的にはリゾートエンドでした
しかも他人の別荘勝手に…エディ………

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管理人 イダ 『妄想レポ』
posted by イナ at 12:40| 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年12月13日

宝塚雪組 ミュージカル『CITY HUNTER』~盗まれたXYZ~ 東京楽配信感想その1

配信で東京楽のみみられました
コロナ状況に断念して観劇できず…!
行きたかった…!!これは行きたかった…!!ほんと悔しい!!

シティーハンター、わちゃわちゃしてるけど一幕でちゃんとめでたしめでたしですごくよかった!
比べる言い方もあれだけど大物原作をいただいてのシャーロックよりこっちのがずっとよかったです………
演出家のこだわりがシティーハンターはいいほうに、シャーロックは悪いほうにって感じてしまった
シャーロックは一本ものならだいぶ違ったと思うんですけどね(むしろなんで一幕でいけると思ったのだろうか)

齋藤先生は濃いオタの血が流れてるかただと想像しますがやっぱりマンガ原作の扱いがうまいと思いました
みんな勢揃いのオープニングもショーぽくてわくわくするし、最後に実写と原作絵がシンクロしてるのとか好き!
そしてあのイラストすごく素敵
(リョウさんと香が笑ってるマフラーが印象的な一枚絵 有名なシーンなのかな)

ちなみに私はシティーハンターふんわりとしか知らないんですけど、それでもメインキャラや設定はなんとなく知ってたのでほんと有名作品なんですよね
生徒もなりきってるんだろうなと伝わって来ます
雪組は2.5次元大得意ですよねー!


■冴羽リョウ 彩風 咲奈さん
トップおめでとうございます!!!
次元大介、るろ剣の斎藤一ときて冴羽さん!!すごい二次元遍歴

あいかわらずスタイルが二次元!
無造作な髪型もかっこいい
浅黒くてメイクもいつもよりワイルドよりかな

リョウの字は常用漢字じゃないっぽいのでカタカナにしてみました

ふざけたり情けないときとキメキメのスイーパーモードになるときのギャップがリョウさんぽいです!
元軍人なの?!知らなかった!


■槇村 香 朝月 希和さん
ひらめちゃんもおめでとう…!!
4人目か!96期は娘役トップこんなに出てすごい年ですね
なかなかないのでは
ひらめちゃんは万能タイプだしさきちゃんと並びもすごくあうしこれからが楽しみ

香は歌のキー低めで通常娘役と違ったのもよかった
ボーイッシュな彼女が高音で歌い上げたら変だもんね

パジャマ姿かわいい
赤いブルゾンにジーンズが定番なのかな

驚いたのは一人称
あたしが基本だけどたまに俺って言ってなかった?!気のせい?!
男の子に間違われて怒るのに俺っていうのどうなの

お兄ちゃんならこんなミスしなかった!って叱責されへこむシーンが悲しい
けど香ちゃんは素人なのでは??違うの?


■ミック・エンジェル 朝美 絢さん
アーサはいいやつって信じてた!
彼は知りませんが原作にもいる人なんだろうか
というかストーリーが原作沿いなのかオリジナルストーリーなのかもわからなかった(;'∀')

変な外国人キャラのモテモテアーサちゃんでした


■槇村 秀幸 綾 凰華さん
お兄ちゃん!!!
死んでるって知ってたから出番あまり無さそう(+_+)…と思ってたらストーリーテラーだったお兄ちゃん!
普通にみんなに紛れてて笑えます

たまに時代の説明とかも入れてくれてたよねお兄ちゃん…死しても有能だわ
妹を託して去っていく姿が素敵
やっと成仏できた?

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管理人 イダ 『妄想レポ』
ラベル:配信 雪組
posted by イナ at 23:49| Comment(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする