『君の輝く夜に』日本青年館ホール
2019/09/11観劇
その1はこちら→
※以下ネタばれあり
その他の感想こまごま。記憶なので正確ではありません。
■アジフライの歌
歌でいうとこれが一番度肝を抜かれましたね。
<<アジフライの歌>>
みんな好きだよアジフライ~なのに大人になって食べてない~みたいな歌。
アイドルちっくな振りつきv
歌って踊るのは女性陣で、吾郎さんはカウンターの中でアジフライを作っています。
ちゃんとエプロンしてるv
ニーナ「魚さばけるの?!すごーい!!」
ジョージ「できるさ。昔レストランでバイトしてたこともあるんだ」
ビストロ…………(´;ω;`)
曲の最後に菜箸でアジフライを掲げる吾郎さんー!
なんでこんなにアジフライに尺を……なにかの伏線かと思った。なんの伏線かは全くわからないが……
■元恋人が来ない
アジフライ作って楽しんでたりはしますが元恋人との約束が気がかりなジョージ。
来るのは夕方の予定と言っていたのですが(根拠は言ってなかったような)、照明で徐々に日が落ちていく様子が表現されます。
太陽とともに沈んでいく空気…………いたたまれない!
ああ……来なそうこれ……そんな絶望が包んでいきます。
そして日没。
唯一かかってきた電話は八百屋さん。
フラれたか………………
まあ飲もうぜ!!と飲みが始まります。
ここで一幕終了というか(休憩はない)、突然のショータイム開始。
■え、話おわったの?!
ジャズ演奏のあと、白いタキシードで現れる4人。
え、彼女は来なかったで終わったの?!
ショータイムかっこいいけども!
とびっくりしました。初見みんな驚くよね。
なんか本格的なショータイム始まるんだよ。
歌ありダンスありタップありちょい芝居要素ありで。
このお芝居要素が(セリフはほぼなしで歌メインですが)
ルパンと不二子3人(勝てねえ…)て感じで楽しすぎるんです。
最初の吾郎さんの歌が、
3人をくどいた、3人とも僕のことが好きなはず、計画は順調~🎵みたいな調子のってて
吾郎さんは泥棒か詐欺師で、ダイヤ的なのを奪おうと計画。
しかし予想以上に女子が自分を巡って争い、銃撃戦ののち全員絶命。
おののき、「ぼく、しーらないっ」とダイヤも銃も置いて逃げちゃう(おい!)
ここ、3人の争い(「彼は私が好きなはず!!」「いいえ私よ!!」みたいな)もすごいしv、撃たれてバタリと崩れ落ちる倒れ方もみんなかっこいい。
そして吾郎さんが逃げ去ったあと、おもむろに起き上がりダイヤゲット。
勝利の歌でエンド。
これ、全員にコナかけるのにふられるというジョージの未来を暗示しているのかしら。
■メキメッサー!!(正確にはメッキーメッサー)
『悪の経典』!ハスミン!
この曲きくとハスミン!!しか出てこない。
例のダークな歌詞ではないものだった気がします。
知ってる曲も多くて楽しかったです。
出演者4人なので、みんながお着替えのときは暗転、バンドが演奏でつないでくれます。
■ショータイムはツボなシーンが多くて語れないですが。
ジョジビビっていうかごろやんでいうと、
・踊ってないとき、バースペースでエアグラス乾杯してる!
エアだけど、ヤンさんにグラスを渡してあげたり、また最後受け取ってカウンターに置くそぶりもしてました。細かい!
・袖から出てきてヤンさんにジャケット着せてあげたり。
・ほかにもいろいろからんでて新鮮でしたv
・ありさちゃんは太く見えがちな白い網タイツなのに素晴らしい美脚。
ありがたい脚!。
・タップシーン、さらりと簡単そうにこなす岳子さんと、真顔な吾郎さん。頑張れ!
・全員がステッキ持って踊るところ、吾郎さんのステッキだけキラキラ!
主役です!!
ショータイムのあと続きありました!
衝撃の展開にww
■飲みシーンはなく(見たいです……)、乱痴気騒ぎの翌朝から始まります。ニーナは王様ゲーム?でジョージに叱られた子犬🐶のマネをさせてましたが、ここはアドリブなのかな? 子犬かわいかった!!
起きているのはジョージとビビアンだけ。
■ジョージとビビアンの諍い
ビビアンの秘密は、ジョージの元恋人の親友だったことでした。
元恋人に頼まれダイナーに来ていたのです。ジョージが約束を守ったかなど調査を依頼されてました。自分は来ないのに!でも気になる!そんな女心!(ずるい!)
ジョージ「君なんて信用できない! ふてぶてしい女スパイめ!」
ビビアン「ふてぶてしいけどスパイじゃないわよ!」
感情出すビビアンかわいい!
ニーナと抱き合うジョージを目撃したときも、いれてもらったコーヒーをジャッて流しに捨てたり乱暴に足組んで座ったり(めちゃ足まっすぐのびてるv ←お笑いのディランぽい)
意外とかわいいのがまた。
■ニーナの過去
ニーナは恋人を不幸にしてしまう、もう恋はしない。と傷つきダイナーにひとり滞在していたとわかります。
不幸にしてしまうというか騙されて不幸と借金にまみれていたのはニーナのほうなんですが。
ニーナ「彼はミュージシャンになるって! ギターを始めたの」
ジョージ「はじめてなかったんだ!!」
ニーナ「ビートルズみたいになるって」
ジョージ「大きく出たね!」
ニーナ「彼はスティーブ・ジョブズみたいになるって!」(ビル・ゲイツだったかも)
ジョージ「それは無理だー」
ニーナ「パソコンの勉強を始めたの」
ジョージ「はじめてなかったんだ!!」
そんなでスタジオ代とかパソコン代とか応援(援助)してたら借金1000万円に。
はじめてなかったんだ!の言い方がすごくツボ。
悪い女だ、ダメな女だと卑下するニーナに、ジョージが伝えるセリフと歌がもう素敵すぎます。
ジョージ「君は蝉もとれるし魚も釣れるし、アジフライが好きな庶民的なところあるし、運転上手だし、全体的にみて最高だよ!」
『君は最高の歌』、振りもふたりで向き合って(最初はニーナは睨んだりして信じず、でもだんだんジョージの言葉に耳を傾けていく)心情の変化がかわいくて!
もしぼくが君の彼氏なら、絶対に離さない
もしきみが僕の彼女なら、僕を幸せにしてくれる
みたいな感じ
かわいい!
ニーナは元気を取り戻し、ダイナーを出て働くことに決めます。
美人運転手、人気ガールズバー店員として成功するはず。(3つかけもちだった気も。あとなんだろう)
■ビビアンとの和解
ジョージもビビアンもなぜか大好きな『元恋人』。
結局彼女は結婚し、そこそこうまくやっていて、ジョージに未練はあるはずだけど、ここに来ることはない、とわかります。
フラれ確定です。
ジョージのことをどう彼女に伝えるか、見栄はった設定を考えたりしますが(「僕は恋人がいる(設定)! 彼女は花屋で働いてるんだ」「それ(設定)いいわね!それで行きましょう」)、結局、そのままを伝えてもらうことに。
そしてその日、ふたりもダイナーを出ることに。
ジョージの10年来の約束は終わり、ビビアンの休暇も終了です。
このへんから、しんみり。
お話の終わりが近づいてきたな、ってなります。
4人集まって、去ってく。主人以外。ダイナーだから、ずっといる場所じゃない非日常。
そんな雰囲気です。
■みんな二日酔いなので朝食はテイクアウト。
ライザも二日酔いなのに作ってくれます。
ダイナーらしくハンバーガーなのかな。朝から重いわ!
まずニーナが明るく去っていきます。
■ラストのジョージとビビアン
ジョージ「また! 東京で会えないかな まだ話すこともあると思うし……」
ビビアン「またここで会いましょう。このダイナーで」
ビビアン「10年後に!!!」
えーーー?いい感じだと思ったのになー!?
10年後なのー?
劇中でビビアン中高年設定なのに(笑)悠長な!!
ジョジビビになってほしかった気もするけど、この、なんだかんだあるけどみんなにフラれる。しまらない感じのラストもまたジョージぽくていい終わり方だと思いました。
ライザ「来るかしらね、彼女」
ジョージ「さあ! 女性はうそつきですからね」
この約束をビビアンが守るかどうかで、ジョージの女性不信度がまた変わってきますよね。
ひょんなことで東京でばったり会ったら少女マンガだなあ。
■元恋人と、いい感じだった3人の女性に去られ、ラストはジョージひとり。
筋だけだとジョージ情けなさが目立つけど、やっぱりそこは吾郎さんパワーで、にくめないし、ちゃんと主役として成立してるのはさすがたなあと。
主題歌もキーあってるし、丁寧に歌ってて好きです。
同じ曲に歌詞をかえて何度も歌うのでまわりますね。いい曲。
■吾郎さん最後のご挨拶
今日初めてのかたも、何回も見てくれるかたも、という話題で
「タップうまくなってきたな!
とか、
あ!あそこまちがえた
とかね、新たな発見があると思います」
自分でうまくなってきたと言うのかわいいな!
ちなみに今日は
「ちょこちょこ間違えてました!」
満員でありがたい、二階席からも「視力0.2しかないんですけど」視線をびしびし感じるそう、
「あの……双眼鏡でね。毛穴まで見えちゃう!」
オペラでみてもイケメンでしたよ!!
あとは、
まだまだ暑いですね
体調気をつけて
僕も千秋楽までがんばります。
という感じのご挨拶でした。
今週もう一回観劇できるので、楽しんでまいります。
おつきあいありがとうございました。
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管理人 イダ 『妄想レポ』