2019年09月18日

舞台感想 『君の輝く夜に』その2


『君の輝く夜に』日本青年館ホール
2019/09/11観劇


その1はこちら→
 

※以下ネタばれあり

 その他の感想こまごま。記憶なので正確ではありません。


■アジフライの歌
 歌でいうとこれが一番度肝を抜かれましたね。

 <<アジフライの歌>>

 みんな好きだよアジフライ~なのに大人になって食べてない~みたいな歌。
アイドルちっくな振りつきv

 歌って踊るのは女性陣で、吾郎さんはカウンターの中でアジフライを作っています。
ちゃんとエプロンしてるv

ニーナ「魚さばけるの?!すごーい!!」
ジョージ「できるさ。昔レストランでバイトしてたこともあるんだ」

ビストロ…………(´;ω;`)

 曲の最後に菜箸でアジフライを掲げる吾郎さんー!

 なんでこんなにアジフライに尺を……なにかの伏線かと思った。なんの伏線かは全くわからないが……


■元恋人が来ない
 アジフライ作って楽しんでたりはしますが元恋人との約束が気がかりなジョージ。
来るのは夕方の予定と言っていたのですが(根拠は言ってなかったような)、照明で徐々に日が落ちていく様子が表現されます。

太陽とともに沈んでいく空気…………いたたまれない!

ああ……来なそうこれ……そんな絶望が包んでいきます。

そして日没。

唯一かかってきた電話は八百屋さん。

フラれたか………………
まあ飲もうぜ!!と飲みが始まります。

ここで一幕終了というか(休憩はない)、突然のショータイム開始


■え、話おわったの?!

 ジャズ演奏のあと、白いタキシードで現れる4人。
え、彼女は来なかったで終わったの?!

 ショータイムかっこいいけども!
とびっくりしました。初見みんな驚くよね。
なんか本格的なショータイム始まるんだよ。

 歌ありダンスありタップありちょい芝居要素ありで。
このお芝居要素が(セリフはほぼなしで歌メインですが)
ルパンと不二子3人(勝てねえ…)て感じで楽しすぎるんです。
最初の吾郎さんの歌が、
3人をくどいた、3人とも僕のことが好きなはず、計画は順調~🎵みたいな調子のってて
吾郎さんは泥棒か詐欺師で、ダイヤ的なのを奪おうと計画。

しかし予想以上に女子が自分を巡って争い、銃撃戦ののち全員絶命。

おののき、「ぼく、しーらないっ」とダイヤも銃も置いて逃げちゃう(おい!)

ここ、3人の争い(「彼は私が好きなはず!!」「いいえ私よ!!」みたいな)もすごいしv、撃たれてバタリと崩れ落ちる倒れ方もみんなかっこいい。

 そして吾郎さんが逃げ去ったあと、おもむろに起き上がりダイヤゲット。
勝利の歌でエンド。

 これ、全員にコナかけるのにふられるというジョージの未来を暗示しているのかしら。


■メキメッサー!!(正確にはメッキーメッサー)
『悪の経典』!ハスミン!

 この曲きくとハスミン!!しか出てこない。
例のダークな歌詞ではないものだった気がします。

 
知ってる曲も多くて楽しかったです。
出演者4人なので、みんながお着替えのときは暗転、バンドが演奏でつないでくれます。


■ショータイムはツボなシーンが多くて語れないですが。

ジョジビビっていうかごろやんでいうと、

・踊ってないとき、バースペースでエアグラス乾杯してる!
エアだけど、ヤンさんにグラスを渡してあげたり、また最後受け取ってカウンターに置くそぶりもしてました。細かい!

・袖から出てきてヤンさんにジャケット着せてあげたり。

・ほかにもいろいろからんでて新鮮でしたv

・ありさちゃんは太く見えがちな白い網タイツなのに素晴らしい美脚。
ありがたい脚!。

・タップシーン、さらりと簡単そうにこなす岳子さんと、真顔な吾郎さん。頑張れ!

・全員がステッキ持って踊るところ、吾郎さんのステッキだけキラキラ!
主役です!!


 ショータイムのあと続きありました!
衝撃の展開にww


■飲みシーンはなく(見たいです……)、乱痴気騒ぎの翌朝から始まります。ニーナは王様ゲーム?でジョージに叱られた子犬🐶のマネをさせてましたが、ここはアドリブなのかな? 子犬かわいかった!!

 起きているのはジョージとビビアンだけ。


■ジョージとビビアンの諍い
 ビビアンの秘密は、ジョージの元恋人の親友だったことでした。
元恋人に頼まれダイナーに来ていたのです。ジョージが約束を守ったかなど調査を依頼されてました。自分は来ないのに!でも気になる!そんな女心!(ずるい!)

ジョージ「君なんて信用できない! ふてぶてしい女スパイめ!」
ビビアン「ふてぶてしいけどスパイじゃないわよ!」

 感情出すビビアンかわいい!

 ニーナと抱き合うジョージを目撃したときも、いれてもらったコーヒーをジャッて流しに捨てたり乱暴に足組んで座ったり(めちゃ足まっすぐのびてるv ←お笑いのディランぽい)
意外とかわいいのがまた。


■ニーナの過去
ニーナは恋人を不幸にしてしまう、もう恋はしない。と傷つきダイナーにひとり滞在していたとわかります。
不幸にしてしまうというか騙されて不幸と借金にまみれていたのはニーナのほうなんですが。

ニーナ「彼はミュージシャンになるって! ギターを始めたの」
ジョージ「はじめてなかったんだ!!」
ニーナ「ビートルズみたいになるって」
ジョージ「大きく出たね!」

ニーナ「彼はスティーブ・ジョブズみたいになるって!」(ビル・ゲイツだったかも)
ジョージ「それは無理だー」
ニーナ「パソコンの勉強を始めたの」
ジョージ「はじめてなかったんだ!!」

 そんなでスタジオ代とかパソコン代とか応援(援助)してたら借金1000万円に。
はじめてなかったんだ!の言い方がすごくツボ。


 悪い女だ、ダメな女だと卑下するニーナに、ジョージが伝えるセリフと歌がもう素敵すぎます。

ジョージ「君は蝉もとれるし魚も釣れるし、アジフライが好きな庶民的なところあるし、運転上手だし、全体的にみて最高だよ!」

『君は最高の歌』、振りもふたりで向き合って(最初はニーナは睨んだりして信じず、でもだんだんジョージの言葉に耳を傾けていく)心情の変化がかわいくて!

もしぼくが君の彼氏なら、絶対に離さない
もしきみが僕の彼女なら、僕を幸せにしてくれる

みたいな感じ
かわいい!


 ニーナは元気を取り戻し、ダイナーを出て働くことに決めます。
美人運転手、人気ガールズバー店員として成功するはず。(3つかけもちだった気も。あとなんだろう)


■ビビアンとの和解
 ジョージもビビアンもなぜか大好きな『元恋人』。
結局彼女は結婚し、そこそこうまくやっていて、ジョージに未練はあるはずだけど、ここに来ることはない、とわかります。

 フラれ確定です。

 ジョージのことをどう彼女に伝えるか、見栄はった設定を考えたりしますが(「僕は恋人がいる(設定)! 彼女は花屋で働いてるんだ」「それ(設定)いいわね!それで行きましょう」)、結局、そのままを伝えてもらうことに。

 そしてその日、ふたりもダイナーを出ることに。

 ジョージの10年来の約束は終わり、ビビアンの休暇も終了です。


 このへんから、しんみり。
お話の終わりが近づいてきたな、ってなります。

 4人集まって、去ってく。主人以外。ダイナーだから、ずっといる場所じゃない非日常。
そんな雰囲気です。


■みんな二日酔いなので朝食はテイクアウト。
ライザも二日酔いなのに作ってくれます。
ダイナーらしくハンバーガーなのかな。朝から重いわ!

 まずニーナが明るく去っていきます。


■ラストのジョージとビビアン
ジョージ「また! 東京で会えないかな まだ話すこともあると思うし……」
ビビアン「またここで会いましょう。このダイナーで」

ビビアン「10年後に!!!」


えーーー?いい感じだと思ったのになー!?
10年後なのー?

 劇中でビビアン中高年設定なのに(笑)悠長な!!


 ジョジビビになってほしかった気もするけど、この、なんだかんだあるけどみんなにフラれる。しまらない感じのラストもまたジョージぽくていい終わり方だと思いました。

ライザ「来るかしらね、彼女」
ジョージ「さあ! 女性はうそつきですからね」
 この約束をビビアンが守るかどうかで、ジョージの女性不信度がまた変わってきますよね。

 ひょんなことで東京でばったり会ったら少女マンガだなあ。


■元恋人と、いい感じだった3人の女性に去られ、ラストはジョージひとり。
筋だけだとジョージ情けなさが目立つけど、やっぱりそこは吾郎さんパワーで、にくめないし、ちゃんと主役として成立してるのはさすがたなあと。

 主題歌もキーあってるし、丁寧に歌ってて好きです。
同じ曲に歌詞をかえて何度も歌うのでまわりますね。いい曲。




■吾郎さん最後のご挨拶

 今日初めてのかたも、何回も見てくれるかたも、という話題で
「タップうまくなってきたな!
とか、
あ!あそこまちがえた
とかね、新たな発見があると思います」
 自分でうまくなってきたと言うのかわいいな!

ちなみに今日は
「ちょこちょこ間違えてました!」


 満員でありがたい、二階席からも「視力0.2しかないんですけど」視線をびしびし感じるそう、
「あの……双眼鏡でね。毛穴まで見えちゃう!」
 オペラでみてもイケメンでしたよ!!

あとは、
まだまだ暑いですね
体調気をつけて
僕も千秋楽までがんばります。

 という感じのご挨拶でした。

 今週もう一回観劇できるので、楽しんでまいります。
おつきあいありがとうございました。

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管理人 イダ 『妄想レポ』
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2019年09月13日

舞台感想 『君の輝く夜に』その1


『君の輝く夜に』日本青年館ホール
2019/09/11観劇


 1回目のざっくり感想。
楽しかったー!!!(≧∇≦)

 青年館で4人芝居ってどんなのかな?と思ってたけど、ミステリーあり、恋愛あり、コメディあり、ショータイムありの盛沢山。ストーリーもあまり考えず悩まず見られて(笑)好き。


DSC_1215 (1).JPG


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 千駄ヶ谷駅は工事マックス。
駅だいぶ変わりましたねー!

 お手洗いの個室の数にびっくり!!
オリンピック対策大変だなあ。

 この時期青年館もオリンピック関係になるのかな。

 道の様子とかもけっこう変わってて(工事しまくりなので)、迷子。え、私何回青年館来てるの…自分に愕然です。

 開演前に生演奏のサービスがあると聞いてて、早く着くつもりだったのに……
演奏は5分くらい聴けました。

DSC_1210 (3)11.JPG

 劇場前看板。このポスター、みんなかっこいいのと、足!!!ですね(≧∇≦)
脚のきれいなかたはどんどん出していってほしい!


◆あらすじ◆
 ひなびた海辺の町にあるさびれたホテル兼ダイナー。
女主人が営む店に、ある日ひとりのが現れる。
男は別れた恋人と、10年後にこのダイナーで再会する約束を果たしに来たのだ。

 ダイナーに泊まっていた謎の美女、短い夏休みを楽しみにふらりと寄った女社長

 3人の女と1人の男の、ダイナーでの一夜の物語。


 適当ですがこんな感じ!!
正確には一泊二日の非日常な旅の物語ですかね。
ダイナーいいなああ!

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 平山夢明先生の『ダイナー』もオススメ!
(隙あらば好き作品を推していく私)




※以下ネタばれあり

■セットはダイナーの1階と、2階(は客室のドアひとつ)
海が見えるダイナーですが、海はなく、波音だけで表現されてます。
でもダイナーにはサーフボードが飾ってあったりして、雰囲気出てる。

 みんな外をみるときにブラインドをシャッてやって覗くので、刑事みたいv
「誰か来た…!」

 めっちゃ待ってるんだから窓開けようよ、と思いました。


■衣装!!
みんなツボ!!

 特にヤンさん(安寿ミラ)は女性受け半端ない素敵な衣装でしたねー!!
髪型、メイク、靴、小物、すべて素敵!
こんな大人になりたい……素材が違いすぎる!

 吾郎さんはIT系ぽいきっちり感やチャラさもあって。

 亜梨沙ちゃんは若さ、アクティブさのかたまり(彼女のために作られたスキニージーンズなの……?)。

 岳子さんだけホームの人なのでリラックスウエアで。

 それぞれの個性にあった衣装で、みんなぴったりでしたね!


■稲垣吾郎さん(IT系会社員・ジョージ)
 ひとりだけ男子という立ち位置で、かっこいいのにどこか決まらないたまらないチャーミングさ!!

 そして出てきたとき改めて驚きます。

 かっこいい………………

 吾郎さんのこと、大きい会場コンサートの遠くからしか肉眼でみたことなかったので、近い!青年館に吾郎さんが今いる!!という感動がありました。

 過去感想はこちら。2012年!!( ゚Д゚)
 ■GIFT of SMAP 2012/09/26 (水) 東京ドーム
 ■GIFT of SMAP 2012/010/14 味の素スタジアム

 お顔立ち端整だし、ふとした表情も、演技なのか素なのか、とても目を引きます。

 一番ズガン(すごいダメージ)ときたのが、
ショータイムで岳子さんからラブビームを送られるのを、読んでた地図(新聞くらいの大きさ)で顔を隠してガードするんですね。
そして地図をおろして顔が見えたらふふって笑ったんですよ。

 ちょっと苦笑みたいな感じで、こういうPVが見たいんだよーーーーーーーーてなりましたね。
なにかのPVでした。

 岳子さんが見てるときは目をそらすのに、岳子さんが踊ってるときは見てたりして、なんなの!!萌える。

 ストライプなんだけど遊んだデザインのシャツがかわいい。
夏の設定なのにひとり暑苦しいので、ジョージ的には大事な再会のためめかしこんだと思われる。
また、彼女と付き合っていた頃からの車を換えないままだったり、随所に未練がみられます。

 この、未練と期待をひきずるかっこ悪いところもいいギャップ。
最初はちょっとわけありげないい男がやってきた!というミステリアスさがあるのに。
なんならクールガイだったのにね……

 一途なようでいて、ふられるショックをやわらげるためにとほかの宿泊客にコナかけたりするダメ男。おまえは何をしにここに来ているんだ。ってつっこみが何度も出ます。


■安寿ミラさん(社長・ビビアン)
 あ、ジョージとビビアンとか言ってますがみんな日本人です。

 日比野さんだったかな。

女主人「彼女素敵ねっ!! 宝塚にいたら✨トップスター✨になってたに違いないわ!!」

ジョージ「僕全然ありです!」
こいつまた……(; ・`д・´)

ビビアン「借金はいいものだ」
という謎の持論を持ち、短い夏休みを行く先決めずにドライブ中、ふいにダイナーに行ってみたくなった女社長。

 ジョージの元恋人がはたして現れるのか?!興味を持ち、結果を見守るとことにします。

 女主人との『中高年トーク』楽しすぎる。

女主人「いやでもこれはなあ、お客さん(ジョージ)の情報だし」
ビビアン「こういうのはね、結局言うことになるのよ。早く言いなさい」

 そう。暴露しかけたら途中で止まることはない。それが女性のトーク。

 見てて、いい女ってこうなんだ!とつくづく思ったんだけど、余計な口きかないんですよね。
吾郎さんが「コーヒーいれようか」に「お願いするわ」
て準備してくれてる間無言。

「砂糖は?」「いらないわ」のみ。

 テーブルに置いてくれたところで、
「ありがとう」

 これが美女だ……

 「え?いいの、ありがとう」「それライザ(女主人)が昨日いれてくれたやつ?」「あ、砂糖大丈夫。ありがとう」とか間をもたすための発言なく落ち着いて自分のためのコーヒーが出てくるのを悠々待つ。すごい……

 そして飲んで、
「まず!泥水ね」

 そんなコーヒーでも悪くないという吾郎さん。

 味は、そのときの状況や一緒にいる相手で変わるから。

「だからおいしいよ」


 ごろやんーーーーーーーー!!!

 いや、

 ジョジビビーーーーーーーーー!!!

 素晴らしい。
天然タラシジョージ。

 でも、ちょっとビビアンが席外したらニーナ(若女子)といい感じになる男。


■北村岳子さん(女主人・ライザ)
 冒頭出てくるのが彼女なんですが、歌った瞬間
四季の人だ……
とわかる感じ。場内に届く圧倒的なええ声。

 歌もダンスもパフォーマンスも本当に盛り上げてくれてました。
ジョージに迫るシーンとか面白い。

 にぎやかなダイナーに浮かれる様子がかわいい。

 ラスト、ニーナにもビビアンにもふられたジョージが最後の砦(失礼な……)と声をかけるのですが、彼女にも待っている人がいたんですね。

 恋人との電話で「どうするつもりなの?!!早く決めてよ!!」とか怖い剣幕なのが、ちょっとケンカの原因を垣間見たような。いろいろ激しい人なんでしょう。恋人を迎えに走る姿も情熱あふれてましたもんね。

 ショータイム素敵でした!!


■中島亜梨沙さん(一人旅中・ニーナ)
 最初の歌のイメージで、ちょっと悪い子なのかと。
いい子だった。

『もやしもん』の武藤葵と同じ宿命を負っているようです。

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 ライザとジョージも、
「あんな美人がこんな町に!結婚詐欺師で逃げてきたのか?!」
とか盛り上がるほどの美女設定。そのままの美女。
相変わらず美女でかわいい。

 宝塚では「可愛いけど音痴がやばい子」というイメージでしたがやっぱり歌はアレだけど演技は格段に良くなってました。

 美女だけどちょっとエキセントリック、がよく出てたというかまんまでした。
第一印象ではジョージはがっつりニーナ派。

(翌朝になって急にビビアンもいいなってなってるよね)





 またすぐ続き書きたい。
次の観劇は来週!楽しみです!

 おつきあいありがとうございました。寝ねば。



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管理人 イダ 『妄想レポ』
ラベル:安寿ミラさん
posted by イナ at 01:44| Comment(0) | そのた・舞台観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月12日

東宝ミュージカル『エリザベート』2019感想 その2

その1はこちら→



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■ルキーニ=成河さん
 思っていたより小柄で、でもすごくパワフル!
声音が多彩で、感想としてはなんかすごかった! やばい奴だった。

 東宝版は「グランドアモーレ!! 偉大なる 愛だ!!!」がドーンと言わないのが寂しい。

 オペラでみてると表情もくるくる変わってますね。 ミルクのシーンで民衆に与えずエリザのお風呂用にミルクを注ぐところ、すごい悪い顔してた。
エリザとバートイシュルの旅では、ちょっと楽しそうなのかわいい。

 キッチュのシーンは鳥かごじゃなく帽子にエリザの絵を仕込んでました。
グッズを配り歩いてるときものすごく欲しがって手をのばした人にやれやれ、ってやってからあげてたv
最後のマグカップもらえる人いいなー!

 ラストシーン、首を吊られて暴れ痙攣してるのがすごくリアル……怖い!
エリザトートみたいのについ目が離せない…!!

 カフェのシーンはもっとかっこいい衣裳がいいな!


■フランツ・ヨーゼフ=田代万里生さん
可哀想!
『夜のボート』は目がうるうると涙してて、よくこんな健気なワンコにひどいことを!!てエリザベートに思う。
もっと優しくしてもいいはずだよ……

 田代フランツ大好き。再演のたびに良くなってると思います。
中年以降がとくに。
渋い声も老境にきた声も、無理してる感がなくて。

 息子に厳しく言い渡したシーン、お葬式、悪夢、そして『夜のボート』
可哀想すぎます。

 問題だらけな皇帝業、嫁姑問題、フランスとの外交、財政は破綻したまま戦争は続いて、革命に息子も肩入れしてて、チフスの流行、民族浄化思想、ナチス、一族の相次ぐ凄惨な死…………
癒しが必要だわこれ…………

 若くハンサムなはつらつ皇帝シーン序盤だけだもの……。

 お見合いでの「シシィ!!(*'▽')」とかほんとかわいいんですが。


■ルドルフ=三浦涼介さん

 三浦さんはいい役がんがんやってますね。
小池先生作品で 、ロベスピエール(『1789』)、四乃森蒼紫(『るろうに剣心』)、ベンヴォーリオ(『ロミオ&ジュリエット』そして今回ルドルフ。
ほんといい所やってる!

 ルドルフ自殺シーンでは黒天使とすごいアクロバット。
空中に持ち上げられたまま縦に一回転みたいな。
すごい!

 死に翻弄されるダンスのルドルフもいいけど、それを冷酷な顔して眺めたりダンスしてるトートも観たい!

 『闇が広がる』は、ちょっと声が合わない気がしました。
ふたりとも変わった声だからかな?

 特に三浦さんは歴代のルドルフの声質とかなり違うので、私が慣れないのもありそうです。
低めで、重音みたいな(くぐもってる?)、表現しにくい変わった声ですよね。セリフ声もルドにしては低く感じる。
大人ルドルフって感じです。実際一番年長ルドルフかな?

 ルックスはヨーロッパぽい!皇太子にピッタリ。
はりつめた表情も綺麗でした。

 ママに助けを求めるシーンでは、目をそらすエリザベートをすがるようにじっと見つめる演技が好きです。


■ルドルフ=木村達成さん

 オーストリアの皇太子より、侍の嫡男とかのが似合いそう。
精悍な顔立ちですよね。

 テニミュで見てた俳優さんなので帝劇でまた観られるとは!感慨深いです(基本宝塚OGとテニミュっ子を応援スタンス)。

ただ……ただ、私のみた日たまたまだと思うけど、怒れる皇太子の「我慢 できない~!」すごく大事なとこ!をどんぱずししてたので、「我慢できないが我慢できない」って話になりました。木村さん始まってすぐのころだからね。

 声は落ち着いていて聞きやすく、ものすごい激情をおさえているような表情がツボ。
木村ルドルフはそこまでトート信じてなさそうに見えた。
知能と行動力のバランスが良く、クーデター成功しそうなルドルフタイプ。

 アクロバティックなあの振り付け、ダイナミック!とても良い。
拳銃自殺シーンでの頭の吹っ飛ばされ方は歴代でも上位かと。反動でぐあんって頭が振られるのがうますぎる。
ものすごいいいよー!!
おお!て思った。


■少年ルドルフ=大橋くん

 すごく上手な子でした。声も綺麗!
子供の声ってすごく目立ちますよね。

「お城にいるときだけでも」ママに会いたいって歌詞悲しい。
留守がちなママを責めないいい子……

 トートと出会うシーンはまわりに甲冑たくさんになってました。
中にひと入ってるけど。
あと猫を殺した銃がすごく金ぴかになってるような。もとからかな?
記憶力がほしい…………


■少年ルドルフ=加藤くん
 声質でいうとピーンとしたボーイソプラノとは違うんですよね。
兄弟ともそうだよね。

 印象的な声。
高音がちょっときつそう?なんだけどそこもルドルフのあわれさを表すためにわざとか?

子どもルドルフはタイプ違って両方良かったです!


ゾフィー怖い!あいかわらずの涼風真世さん
 姿勢がいいですよね。
大きくないけど大きく見える威厳があります。
でもお綺麗。

 古いしきたりにしばられる気丈な皇太后の姿が、フランツに拒絶される母のシーンで哀れに思えます。

 体罰反対!

 エリザベートは体罰込みのしつけを「ひどい」「古すぎる」と非難するんですが、それをされてきたフランツの気持ちも考えて発言できるような人だとうまくいったのかも。
エリザもエゴイストだからね……


■「仕事熱心で職業病をもつ」マデレーネちゃん=美麗さん
 お名前美麗さんなんだ!まんまですね。

 てよくこんな人を皇帝に斡旋したわね!ていつも思う。
ルキーニは時をこえてるからわかるだけで、本人も回りも知らなかったってことかな。

 ちなみにこれ、大事にはいたらないといってるから梅毒ではないの?なんだろ?と思ってフランス病調べたら梅毒だった!やっぱり性病と言えば梅毒なのね。前にも調べた気もするのにまた忘れてるような。毎回フランス病ググってしまいそう。
 梅毒は感染力が高いんですよ……(あわせてマンガの『大奥』や『イノサン』読もう)

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17巻出てた!!



こちらもクライマックスに…(´;ω;`)



 マデレーネちゃんすごくスタイル良かった!!足きれい!

 ほかの娼婦役の子たちも、ほかのシーンでは(女官や庶民で)露出まったくないのに、ここだけがばっと出してるギャップがすごい。
みんなスタイルいいー。
筋肉のある身体は美しいなあ。舞台役者さんみると筋トレとダイエットしなきゃ!て決意する。でもすぐ忘れる。


■リヒテンシュタインやヴィンテッシュはいつものかたたち。
とても好き。東宝エリザに欠かせないですね!


■ハイネのシーン
 宝塚版は少女時代に詩を口にしたりしてるので印象づくけど、東宝版はそんなシーンないから、急に詩?どうした?てなるよね。
夫への最後通告しか書いてないからなあ、ハイネのシーンは唐突に思える。

パパの魂と語らうシーンの寂しい。
お父さんの死のシーンもちょろっとでいいから必要だよね……


■ある観劇日は中高生がわんさといたので(校外学習や修学旅行?)、娼婦とか梅毒とか貞操帯とか、先生ちょっと気不味いよね。
ミスサイゴンもレミゼも、名作でもお色気?シーンはあるからなあ。

たまにS席でみてるときもあってビビる(数の関係だろうけど生徒たちの席はどう決めるのかしら)。

■チケットどんどん値上げですよね……(ii´Д`)だすけど!
タバコとかお酒とかエンタメは、いくらになっても出してしまうよね。エンタメ税とかできたらどうしよう。


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管理人 イダ 『妄想レポ』

ラベル:帝国劇場 東宝
posted by イナ at 23:47| Comment(0) | そのた・舞台観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする