『Anna Karenina(アンナ・カレーニナ)』
月組 バウホール ライブビューイング
■ライビュで千秋楽観劇してきました。
生で……みたかった…!
『瑠璃色』じゃなくてこっちをアクトシアターでやればいいんだよ!
いや、『瑠璃色』もかっこよかったですけどね(でもストーリーがひどい)
ロシア文学は暗いです……たぶんみやれい美月じゃなかったら私は観なくていいかなな演目ではあります。あと『神々の土地』ってこれにオマージュされてるのかしらなくらい終わりが似てるのね。
■ご挨拶でみやちゃんご本人に
「プレミアチケット」という言葉が出たように、本当にチケットなかったですからね。
バウのキャパでは会の方たちにも十分回らなかったのではと心配になるくらい。
関東にもきてほしかったし。劇場あいてなかったのかなあ。
広告 とりあえずのいろいろ感想
■ライビュ、カメラワークよかった!
みやちゃんが美月ちゃんの手の甲にキスするシーン、そこまで寄る??てくらいドアップ正面からとらえてましたね。ここはちゃんと撮る!という気合ブラボー。
遠景とアップのバランスも良かったし、好きな感じでした。
あと美月ちゃんの死後の靴のアップ。
ドラマの手法みたいな撮り方でしたね。
靴だけが残されてしまうのですね。ふたりの出会いのシーンで恋に絶望した女性が電車に飛び込んでいるのが暗示的です。
■大画面で
愛の巡礼様と美形CGがたっぷり拝めて幸せです。
みやちゃんはとにかくすべて!
美しいし儚いし貴族だし軍人だし。
本当にヴィロンスキー!
完璧な男ヴィロンスキーでした。
冷静に恋もこなしていた彼が激しい恋に落ち、愛のため破滅へ突き進んでいくのを、こちらも動揺しながら見続けるしかない感じ。友人も言ってたけど、こんなことになる奴じゃないのに。本当にそうですよね。
フィナーレの登場が声でそうでした。
暗転からのセンターみやちゃんが白マントバッサーって。
かっこよすぎた!
軍服最高!!
それでいてカテコではほんわかかわいらしくて、ギャップすごいわー。
アレクセイって名前であだ名がアリョーシャ。
かわいすぎる!
ロシア名前って素敵なの多いですよね。セルプホフスコイはないけどね! みんながセルプホフスコイ呼ぶたびに楽しくなっちゃう。セルプホフスコイ!やはり美穂さんがもっとも
明瞭に呼んでいた気がします。
■れいこちゃんは非常にバランスもよく完成度も高い、すごい男役(個人的には95期男役でもっともトップ適性が高いと思います)
高い能力値に加えて、超美形。
ただの美形じゃないよ、超美形。ほぼCG。
とくに鼻筋がFFのキャラクター並みにCG。
その端整な男役がひげつけてロシア貴族のかっこうしてたらすごいことになるわけです。
声も落ち着いていて、ちゃんとして成功してきた男感、すごかった。強敵!
自分が正しいのに、正しいはずなのに妻とわかりあえず、苦悩していく。
ヴィロンスキーやアンナより、一番辛い立場この人かも。
妻ののこした愛人との子供も、れいこカレーニンは立派に育てていくんだろうな。
カレーニンのシーンはせつないなあ。
■美月ちゃんアンナ・カレーニナはぱっつん前髪じゃないほうがいいと思うんですけど……
なぜにぱっつん。
落ち着いた女性だし、おでこ出しててもいいのになあ。美月ちゃんぱっつんあまり似合わない……
マドンナ役というか、社交界の華ですからね。美貌と気品と知性のある女性でした。「浮いた話もない」貞淑な妻として長年夫に寄り添っていたけれど、本当は兄と同じ激しいものを秘めていたんですね。解き放たれてしまった……
恋について女性3人が歌う序盤の歌、それぞれの立場がよく出てて好き。希望に満ちて恋をしている、本当はまだ知らない、恋とはなんだろう、恋をしていたけれど恋はもう消えた。
衣裳も黒を基調に赤や白が使われていて、素敵なものが多かったです。
病んでいく姿が哀れ。
ヴィロンスキーに「いい加減にしてくれ」みたいに言われたシーンがもう……
すべて捨てて一緒になったのに、問題は何も解決してないっぷりに見てて辛い……最期は幸せに死んでいってそうなのが救い……イタリアに旅たっていったのかな。アンナが嬉しそうに「電車だわ!あの電車はイタリアに行くのね…!」ていうところ、見てて怖かった!危ういひとの無邪気さ……すごいわ美月ちゃん……
■カテコ
かわいくて記憶にのこってるシーン。
セリフは適当です。
光月るうさん「月組の、いや宝塚の愛の巡礼こと、美弥 るりかです」
(ものすごく笑ってから)
みや「愛の巡礼こと、美弥 るりかです」
みや「みなさーん。楽しかったですかー??」
楽しいかといわれると楽しくはない作品だけどね!?とつい思いました。
でもすごく萌えたよ……
みや「ここのところロシアのように寒かったですね。私たちの衣装はあったかかったので大丈夫でした。ファーとか」
ファーとあのロシアのふかふか帽子はあったかそう!
みや「世間ではインフルエンザもはやっているんですよね。私たちは全員大丈夫でした!」
熱い思い?で菌をやっつけたとか言ってました。
みや「みなさんもインフルエンザにかかりません! ライブビューイングもみなさんも!」
ありがとうございます!
みや「今日はライブビューイングのほかに、ブルーレイでも撮ってもらってます。……あれ、これ言っていいやつかな」
あわてて後ろを振り返る。
れいこちゃんが外国人みたいに両手を上に見せてさあ?みたいなポーズ。
みやちゃんもマネしてふたりでさあ?みたいになってました。美月ちゃんは笑ってました。
みや「この作品の初演を私は客席でみていました。そして星組時代にカレーニンを、今はヴィロンスキーを演じることができて、本当に奇跡だなと」
みやちゃんのトーク聞いてると本当に宝塚大好きっ子でかわいらしい。やりたい作品ができて良かった……(´;ω;`)
恒例の月組ジャンプを、という話で
みや「組長(光月 るうさん好きー!)に(かけ声を)やってもらいましょう」
この時愛の巡礼じゃなくなんかの呼び名で言ってたんだけど忘れてしまいました。
みんなで手をつないでジャンプするのですが
みや「すごい。通路の席のかたも手をつないでくれてる!」
すごい!
映画館のかたもぜひ、と。いや映画館ジャンプできないからね。
みや「テレビの前のかたも!」
発売後のひとにも!
時空をこえた指示が。
みや「私たちは小池先生の言葉を守ってジャンプします」
「ひざをあげてね」
みたいにみやちゃんとれいこちゃんが足をあげたりしててかわいいです。小池先生ちゃんと飛ばないとダメだしするって月『エリザベート』のときにたまきちが言ってましたね。小池先生素敵。
ていうか美月ちゃんみやちゃんれいこちゃんが手つないでるのがもうかわいい。ここで初めてたのしそうなカレーニンが見られた……
るうさんが手つなぎに入ってなくて(説明のため一歩前に出てた)みやちゃんがるうさんもまざって、と言おうとして
みや「先生も」て呼びかけたーー!
これはとっさのときに「お母さん」とひとに呼びかけてしまうやつ。
るうさん「先生ってwww先生じゃないけどwwww」
笑いながらまざってました。
組長って言いなれてなくてふと先生って出ちゃったのか?謎です。
拍手がやまずに何度も出てきてくれるみやちゃん。
最後は幕がおりた後に袖から出てきてくれて、
みや「みなさんが呼んでくれるからまた会えました。嬉しいです」
と素敵な言葉を。
とたとたとた…と舞台のはじからはじまでお客さんを見ながら歩いてくれて、三方向に投げキス。さすが愛の巡礼。
みや「もう映画館のかたはうつってないかなあ」
大丈夫!
最後までうつしてくれてました!
ブルーレイ発売嬉しいなーーー!!!
次は『バガボンド』な佐々木小次郎とタイが舞台のショーだし、正統派コスチュームを見られて本当嬉しいなーーーー!!
いや佐々木小次郎も楽しみですけどね!衣装とテーマ曲すごいのきそう!
齋藤先生だから期待しています!


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