2018年05月25日

花組『あかねさす紫の花』ライビュ感想その2


その1はこちら→




大海人皇子 明日海 りおさん
 みりおさんはやっぱり大海人でしょう!といいつつも、中大兄皇子も楽しみすぎるよ!遠征はできないけど、ライビュ楽しみにしています。楽しみにしています!今日!

 パンフも2パターン作るなんて(商売)やる気だなー!
個人的には2冊じゃなくて合冊で値段高くして出してほしい。かさばる……『Sante!!』のところ写真かえてくれてもいいのよ。←パンフの『Sante!!』の3人楽しそうで良い。


 博多でやってる公演を同時に関東でみられるなんて……ライビュってすごいね。ありがたいね。
年とって身体的に劇場に行けなくなっても映画館には行けると思うから、老後の楽しみとしてこの感じ続けてほしいわー。
まったりライビュ観に行ける経済状況かは知らないけど(笑)年金さん頼みますよ……ほんと……

 ライビュのこと、ちょっと気になる点がありまして。
幕間なんですけど。
お芝居終わって次がショー、のタイミングで、ショーの映像てんこもりなブルーレイのCM流すのどうなの!
ライビュだけのお客からしたら、あれ盛大なネタばれなのでは。
終わったあとに「終了しました」って無愛想なテロップ流すんじゃなく、ここでCM流そうよ!て思ってます。幕間は別の組や次公演のCMガンガン流せばいいんじゃないかなー


■話それすぎです。大海人皇子!のこと。

 この話、やっぱり大海人皇子が被害者中大兄皇子が大人のくせに加害者じゃないですか。
どうしたって大海人主人公編のが主流だと思うんですよね……
権力によって引き裂かれちゃう恋人、みたいな。

でも舞台みたら額田ってけっこう中大兄皇子も好きなのね。
よりいっそう大海人皇子…かわいそう……てなった……


 和物メイクもとても素敵ー!なみりおちゃん。
とくにいろいろあってからの(笑)髪も乱れておろしてるとこがもう……ロン毛ー!いいー!色っぽいー!

 悲嘆にくれながら「は…ははっ…」って笑う、あ…もうこの人やばいわ……な演技がすごかった。

 これナマで……みたかったー!

 ストーリーは忘れてたけど曲は記憶に残ってて、やっぱり名曲でした。聴き入ってしまいます。

 子供時代かわいいなあ!
兄のことすごく自慢げに額田に話すシーンとか、微笑ましい。年号の話はやけに細かかったけど史実なのかな?
かっこいいもかわいいも自然に見えるからすごいスターさん。


額田女王 仙名 彩世さん
 きれいー!
奪い合いになるのが納得の美女!!
豪華なかんざしや長い袖がひらひらしてたり。古代の衣装も素敵ー。

 ゆきちゃんどんどん綺麗になっていくなあ……お化粧のスキルやしぐさでの見せ方といった技術もあるだろうけど、どんどん華やかになっていってる。

額田は綺麗じゃないと話にならない大事な役。
姉が地味美人とすると、スター系派手美人。
この姉妹本質が逆なんですね、美人姉妹だけど。

結婚しても出産してもガンガン働くわよー!人前に出るの性に合うのよ!という現代的なキャリアウーマンなところもありますよね。

3人で奪い合いのシーンのダンス、すごい背中反ってた。おお!てなります。背筋!!

声も美しい。
カゲソロ?て思っちゃうような美しい声が普通に出てきてドキッとします。
私ゆきちゃんの声が好きで。
『Sante!!』の「遊びまーしょ♪」の言い方本当にかわいいんです。また聞けて嬉しいー!

 冒頭での額田の手の動き、カメラさんも細かく見せたかったのか手アップにしたりしてましたね。

 離婚させられ、再婚してからの状況を義母に聞かれて、
「子供も手元で育てさせてもらってるし落ち着きました」
みたいに答えるシーン……

 これ、もちろん乳幼児は母親のそばにいるのがベストだろうけど、大海人皇子、妻も子も取られて手の届かないところにいってしまったんだ……って思うとね。
大海人皇子は落ち着いてないわ!てなります。
もちろん義母への返答だし額田も苦しんでいるんだけどね。

そして終盤、大海人皇子が大きくなった子供に再会できるシーンがあり、わが子の成長をそばで見守れなかった父ほんとせつない……
子供も幼いけど15才(数えかな?)なら親の事情は察してるようなのでますます不憫……。

 やっぱり和む子供時代シーン。天比古への生意気な態度、にくらしかわいい!
自分の誕生日祝いを忘れてないか?て催促するあたり、大谷翔平選手がサイレントトリートメント食らったときベンチの選手にちょっとー!てねだったシーンのごとく萌えますよね。

 額田すごく普通の子で俗物ちっく(笑)。神の声聞けるの?て心配になります。卑弥呼と違いすぎる……。


中大兄皇子 鳳月 杏さん
ち な つ !!
ち な つ !!

花で『あかねさす』キャスティングするなら……中大兄皇子はちなつかあきら……(でもあきらは鎌足がぴったり……)
やっぱりちなつ?
でも無理だよなー

というヅカファンのが通じたのか、役代わりでちなつさん中大兄皇子が誕生。ちょっとこれは近年まれにみるファンと劇団が通じ合った瞬間じゃないですかね。
すばらしいですね。

 そしてみんなの期待を一心に背負ったちなつ中大兄がもうねー
最高か。
最高だった。

ナマで……みたかったよねえ…………

実際にはみりおちゃんより後輩なんだけど、兄!感。威厳ある。強く自信に満ちた兄。
有能で冷酷でプレイボーイ寄りなのがもう……!マンガみたいなキャラですね兄。

 少女額田は眼中になかったころの意地悪お兄さんぶりといいさー!知らない間に綺麗になってた!俺の!ほしい!てそんな短絡的な……

お兄ちゃんは傲慢なんですよ。
少女からおとなに、大海人との時間で美しくなった額田がいい感じになったところでひょいって盗っちゃうんだもんね。
さすが兄……ジャイアン……

 どうしてそんなに額田が必要なの?恋に燃えたからって弟の妻だよ?みたいなモラルはこの人にはない(この時代にも??)。娘が結婚してもいいくらいの年齢なのにこの自制のきかなさなんなの(笑)なんなの!て思うけどちなつはかっこいいんだ……

もう乙女ゲーな世界なんですよね。
強引で意地悪、でも嫌いになれない俺様男(帝内定!)と、
深く愛してくれる、刺激はないけど幸せをくれる穏やかな幼なじみと。

両方から求愛……どうしよう……////ていう乙女ゲーな世界。
天比古も幼馴染か。

それどこじゃねえだろ、て冷たい鎌足は攻略キャラじゃないんですけど(乙女ゲー知らないくせに適当なことを言ってみました)

 お兄ちゃんにしびれるのは
額田にあなたのこと昔から嫌いでした!て言われたときに顔色も変えずに
「そんなはずはない。お前は自分に嘘をついている」
ですね。

その強い心、さすが未来の帝様……!

でも昔から嫌い、ってやっぱり昔から気になってたんですよね。そんな額田の心がわかってるから強気なのかな兄……



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ラベル:ライビュ 花組
posted by イナ at 10:00| Comment(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月18日

雑記 ~『ナイツ・テイル』なんとかチケット1枚確保……そしてちぎさん剣心て!!また剣心て!!!~

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『ナイツ・テイル』、とりあえず光一さんファンクラブ枠で一回確保できました!!

 あとなんとかして……ふやしたいけど……
正直井上芳雄さん堂本光一さんという、ファンが貪欲にチケ取り慣れてるだろうタッグなので……厳しいのかな。
ヒロインも元トップ男役の音月さんだしなー!(今の宣材写真かわいいなー!!)

 ミュージカルもジャニーズも宝塚も好きなので、この異文化交流感にぞわぞわとはするんですが、どの界隈のファンも楽しめるものになるといいなーと思います。

光一さんの歌い方は全くミュージカル仕様ではないので、そこを突かれると痛いのですが……て今からファンの心配は尽きない……

 個人的には、長身の芳雄さんと小柄な光一さんの対照的さをいかした振り付けとか立ち回りとかあるんだろうなって楽しみだー!!


早霧せいなさん、また剣心やるってよ

 と母から速報きてどんだけふざけてんのvvて思ったら本当だったーーーーーー!!
チラシ出てたーーーー!!
タイムリーに新橋演舞場に行った母から『るろうに剣心』チラシ見せてもらうまで正直半信半疑v

まじか……

るろ剣、作者さんやっちまったし、宝塚で再演もないんじゃ、って心配でしたけど(ちぎさんみたいな役者が出るまで再演したくてもできないでしょうが……いや、ひとこちゃんなら可能性が……!)

逮捕より前にもうプロジェクト動いててそのまま決行、って感じなんですかね。

いやーびっくり。今月一番びっくりv


チラシの写真のちぎさんあいかわらず美青年……!(そういえばちぎさん卒業後初コンサートのDVDってまだできてないのかな?待ちかねております!)

そして小池先生、宝塚と同じ話やるのかーーーーーー!!プチ・ガルニエやるのーー?!

志々雄真実でいいじゃんーーー!!
京都編やればいいのにーーーーー!!!

宝塚で志々雄設定は無理だろう、ていうのは納得だけど、外部なら京都編でみたかったです……そもそも宝塚るろ剣ストーリーがそんなに面白いわけでもないような。

いやでも、もう見られないはずのちぎ剣心にまた会えるのは楽しみでしかないですね!!


ほかの今出てるキャストさんは

緋村剣心 早霧せいなさん

神谷薫 上白石萌歌さん
 へー!けっこう年齢差……かな……? 原作でもけっこう年齢差あるヒロインだよねたしか。

加納惣三郎 松岡充さん
 ほーほーほー!
ちょっと悪っぽい感じで、かつ耽美でよさそう。ちぎさんと身長差もそこまでないんじゃないかなあ。

斎藤一 広瀬友祐さん
 『1789』のフェルゼンが非常によくて、今私の中で熱い広瀬さんが! 高身長イケメン! ニヒルな斎藤さんをどう演じるのかしら……警官衣装絶対似合うわ……!

四乃森蒼紫 三浦涼介さん
 『1789』組がまた……小池先生気に入った俳優何度も起用しますからね。小池ファミリーみたいなものがあるんでしょうか。ロベスピエールも冷たい感じで目立ってました。歌はあんまりな感じでしたけど、蒼紫はたいして歌わないので無問題じゃないかな。
コスプレ楽しみですねえ!

武田観柳 上山竜治さん
 『レ・ミゼラブル』のアンジョルラスの人ですね。たぶん一回みたことあるはず……なんだけど、好きで上原理生アンジョルラスばかり見てるのでそっちのイメージが強くて……


7/28チケット一般前売り発売!!

10月公演開始とか、もう気づけばすぐって感じ。ほんとに一年はやいんですけど……




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posted by イナ at 01:20| Comment(0) | 宝塚・雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月16日

わからない……わからない……時系列がわからない……花組『あかねさす紫の花』ライビュ感想その1

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■ストーリーガン忘れでした。
断片的にはもちろん覚えてるんだけど、こんなだったっけ??……てなった。
ナウオンでゆきちゃんが額田の話してるとき、そんな子だったのー?て驚いたくらいだからほんとに忘れてる。
 ゆきちゃんずっとやりたかった役やれておめでとう!しかもみりおさんが兄弟両方やってくれるとか……
もうよかったね!!でしかない。

 みりおさん始め役替わり組はものすごく大変そうだけども。(特に立場・立ち回りすべて逆になるみりおちゃん……←月組時代からやたらと役替わり試練与えられてる…トップになった今回はご自分で希望されたのかもだけど)


■カメラワーク、最初はみりおの美しさにきょどっちゃったのかな?て感じにわたわたしてたけどすぐ直りましたね。
「いま台詞を言ってる人を映す」徹底しすぎな気もします(『カンパニー』もそうだった……)
それを聞いているまわりの人も大事よ!
特にこんなドロドロストーリーなのでみんなの表情が欲しいんだ……


ドロドロすぎるストーリー
 『王家の紋章』とかもそうだけど、近親婚ふつう!て思って見てないと異様な近親婚っぷりです。
現代の感覚でいうと叔父と結婚とか「えー?」だし(しかもあの子13歳……父と比べてりっぱすぎる……)、なにより弟の妻とっちゃえ!自分の妻は部下にあげちゃえ!弟には娘ふたりあげてトレード!よしゃ解決!
にいたっては「えええぇぇぇ?!」です。『仮面のロマネスク』よりドロンドロンしてるのね……


■ライビュで観ましたが、すばらしかったしいろいろ感想書きたいんだけど、とりあえず困ったのが、

時系列わかんない…………

ちょっと出来事の順番がわかりにくかったんですけど、以下であってますか……ね。

中大兄皇子(兄)、大海人皇子(弟)、額田女王のメイン3人が出会う
・額田の姉が中大兄と結婚

・年頃になりどこかで再会して惹かれあい結婚する大海人皇子と額田。
・額田、宮中で大活躍。このころ忙しくて中大兄とは疎遠。
・額田妊娠、出産を終え戻ってくる。
・兄、久しぶりに会う額田の美しさに黙らせられる。とりこにされる。
・弟から額田を奪って妻にしちゃう。
弟には娘ふたりあげるからトレードな!な!
元妻の姉は臣下の中臣鎌足に払い下げる。
・鎌足 お世話させてもらいたかったので無問題。子供は額田が手元で育ててる。
・有馬温泉でしみじみしてたら兄がくる。
・有馬の御子、謀反の疑いで処罰される。

・煮詰まった弟、兄へ反逆の舞いで乱入、狂いました事件発生。たぶん冗談ということでおさめられた?

・子供が15才に。かつてのいろいろを思い出す額田。
・大海人皇子と再会する額田。大海人は久しぶりに会えたわが子と童歌を歌う。感涙。

ですか?
狂いました事件ってどこに入るんでしょう。
私、子供が15になって今更狂いましたじゃないと思うんですけど……
違うかな?
狂いました事件で幕だから戸惑います。


■簡単に調べたら、
614年 中臣鎌足誕生
626年 中大兄皇子誕生
???年 (大海人皇子631年説あり・額田誕生??)
645年 大化の改新
???年 大海人・額田の娘 十市皇女誕生(648年や653年説あり)
657年 鵜野皇女(のちの持統天皇)13歳で大海と結婚
658年 有間皇子 謀反の疑いで絞首刑
661年 兄弟の母の斉明天皇亡くなられる
このあたりずっと即位しないで皇太子の中大兄皇子
669年 鎌足亡くなる
668年 中大兄皇子、天智天皇として即位
672年 天智天皇 病で亡くなる
672年 壬申の乱 朝廷軍(天智天皇の子供、大友皇子)と戦い(反乱軍でありながら)勝利した大海人皇子が天武天皇に。
686年 天武天皇 病で亡くなる

 ちなみに三角関係については俗説の域をでないそうな。
そうなんだ…ガチなんだと思ってたー。

あきら鎌足はやっぱり年上設定なんだ!
史実だと即位の前に鎌足は亡くなってしまってるのね。



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ラベル:ライビュ 花組
posted by イナ at 10:00| Comment(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする