2017年01月19日

『オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-』感想 その2

※その1はこちら




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ムケーシュ=礼 真琴さん
 ショーヴランを前にしてまた悪役とは……。
イメージも黒で似てるけど、ムケーシュのがゲスくて邪悪ですね。
アテルイは逆に正義!!て感じになるんだろうか。アテルイさんって世界史で習った気がする……。

 琴ちゃんが二番手か…………
月日の流れはやっっっっ!!!。
たまきちがトップになって、95期が3番手より上にきてもおかしくないくらいにはなってるのかー。あんまり早いの嫌だなあ。じっくり育ててほしい。
とはいえ、95期でも琴ちゃんは完成度で言えば問題まったくないわけで、ルックス的にも早いほうがいいのかという気も(劇団はロミオやってほしいだろうし)。

 星組はとうこさん時代みたいに、トップと二番手の学年差があるコンビですね。しかもスカピン。カブるなあ。

 実力的に今公演の路線男役で一番上で、ムケーシュのソロとか空気違っちゃってましたが。
できる子と思ってたけどほんとすごいなあ。こういう役が似合うかといわれると微妙ですけどね。

 オープニングではにこやかに踊ってたのにね!。
次出てくるまでだいぶ時間かかって、出てきたらマフィアみたいになってた……
しかも人としてダメだった……
彼も家柄だー財力だー、な世界を必死に悪いこともしてのし上がってきた、とセリフあったけど。苦労したんだろうけど。
彼の夢を理解してくれてたのに結婚公表したいとか子供産みたいとか言ってきたから妻殺すはひどい……。しかもいったん上げてから絶望に突き落とすとかなんなのさムケーシュ……。

 火あぶりで殺したってだけでひどすぎたのに、実は火事の中生き残っていたシャンティ(え……その状況考えるとよりむごい……)をそのまま生き埋めにしたことまで判明。
インド警察だめでしょ!!
日本だったら絶対つかまえてると信じる……!。

 そこまでして権力者娘と結婚したのに結局別れちゃったのか……(撮影所(持参金)は手に入れたからね……)。
ナウオンで好みの反対の設定って言ってたもんね。

 オームは30年後に彼の罪を暴くんだけど、遅いよー。
かなりいい人生歩んじゃってたよー。
ハリウッドに進出してたよー。

 オープニングとエンディングだけいつものさわやか琴ちゃんでホッとします。

■ムケーシュとSPたち(漣 レイラさんとひろ香 祐さん)
 ダンス揃ってるよね!。このひとたちのシーンはスタイリッシュでほかと雰囲気違う。
すごい踊るシーンあるけど、あなたたちいいオッサンズでしょ!と言いたくなるくらいかっこよく踊っている……v。

パップー=瀬央 ゆりあさん
原作がその名前ならもうしょうがないよね……て言いたくなるわ、なにこの名前!。
パ行って日本的にはちゃらんぽらん度はんぱない。

 そしてせおっち……
なんというおいしい役をゲットしたものか!。

 出番ムケーシュより多いもんね。主人公の親友役って、やっぱりおいしいんだな。
自分のナンバーもあるし全編通して出っぱなしだしすごいいい奴だしなんかいつもいるし笑。
そしてこの抜擢にきちんと応えていたと思うよせおっち……(私が見た日は目立つ音のこけ方しちゃってたので歌がんばってー)。

 正統派なルックスとスタイルだし(彫り深くて、ハンサム!て顔立ち)、やっぱり華やか。
悪役顔寄りと思っていたけど、好青年も似合いましたね。

 親友のオームを失って30年。
彼がどんな感じだったのかのイメージをせおっち達ナウオンで語ってましたけど(ここ楽しすぎた……!)やっぱり独身だよね?!そうだよね?!。

 観劇後話題になったんですよ。
私のイメージは、パップーは孤児とかで親がいなくて、オームのお母さんに一緒に面倒みてもらったりしてた。オームがいなくなってしまい消沈するお母さんと慰めあってふたりで生きてきた。お母さんはオームの帰りを待っているけれど、パップーはきっと死んじゃったんだろうな……て覚悟してた。
みたいな。
脚本家としてはどうなんだろう。ナイスミドルになってたし、けっこう成功してそう。おじさんになってからの衣装もなんか好き。

 来世オームのスピーチを聞いて、「これ……あいつ(前のオーム)が言ってた……」表情が変わっていくところがかっこよかった!!。
わりとすぐに生まれ変わりを受け入れてくれる。すごい。
いつでもオームの味方!
デートのおぜん立ても復讐の片棒も担ぐ!。

 ラスト、スノードームを見つけて手に取るシーンもしんみりします。
しんみりホラー。シャンティの去り方もわりとホラー。

リシ・ガイ=十碧 れいやさん
 かっこいいいいいいいいい!!!
国民の恋人!!!うんうん。
国民の父!!うんうん。

 親の七光りなんていらないくらい、ルックスで売れてそうだけどな。
スターなので着飾ってるし撮影で王様とかやってるし、どこか鷹揚なところとか、ぽこちゃんにぴったり!。スタイルがすっごいので、ほんと惚れ惚れ。
ぽこちゃんってスター役がぴったりなスターなんだな……。

 でもファザコン?で情けない坊やなんですね。


 小芝居が多くて気になる!。お色気司会者とはどういう関係なのさ……。

 こんなにかっこいいのに三枚目なのがすごい。
 30年以上スターってのもすごい。
30年後は腰痛持ちなのがリアルv。でもずっと若々しいイケメンなのが小柳先生の指示(ヒゲ禁止)とはね……小柳先生…。

■ラージェシュ・カプール=壱城 あずささん
 ナウオンみて、ほんとしーらんいい子すぎてさ……
しーらんが紅のお父さん役をするなんて、いろいろとびっくりだよ。渋い役がまわってくる学年なんだねえ。紅5って私の中でずっと紅5だからなあ。ガイズでみつきちゃんが年配役やったときも驚いたよ。

 役じゃないときのダンスシーンとか、きめきめでかっこいい!。

 しーらん、二作続けて轢き逃げキャラってどういうことなんですか……

 いまにも出産しそうな妻のいる病院へ車を走らせているときに人轢き殺しちゃって、その日に子供が生まれて……てこのひとも壮絶なんだけど全然気にしてないですよね?!怖いわー。人の命の価値が……すごい格差なんでしょうねインド…………。

べラ・マキージャー=美稀 千種さん
お父さんのようなお母さん
お父さんははっちさん。濃い。キャッチミーのときの父子関係が今も……ていうかはっちさん遺影役なのね。遺影の額縁をあんな明るく飾るのかなインド。

演技が大げさなお母さんというコミカルな動きが映画っぽくて見てて楽しかった!。

■美稀さんとあーちゃんの演技指導アドリブ
美稀さんのお手本をあーちゃんがマネするシーンでは、
「ちょっと今日来てるから! このひとたちにやってもらいましょ!」
と一列目で観劇してた風ちゃんさやかさん遠野あすかさんに無茶ブリ。
えー、とか言いながら立って客席のほうを向いて演技指導してくれました。
きゃっきゃしててかわいかった!。

セリフ忘れてしまったよ。「ひとすじのシンドゥール!!それは幸せな女の証!!」みたいなやつ。

月曜日だったので、ジェンヌさんいっぱい来てましたね。藤井先生もいらしてたのか……。

スバーシュ・ガイ=如月 蓮さん
ぽこちゃんがすごく大きいので、親子なのに身長差のあるふたり。
お母さんがナオミ・キャンベル的な人らしいので納得(れんくんぽこちゃんより)。
ジェンヌっていろいろ考えて設定作りこんでくるなあv。
父もコミカル担当で、親子かけあいかわい楽しかった。一回の観劇ではいろいろ見たりないーー。

■ヴィミー=白妙 なつさん
 30年後の受賞式も司会なのか!と思ったら自分で美魔女って言っててウケる。お客のつっこみを封じる手腕。

■ほかにも紅のとりまきちゃんとか撮影スタッフとか俳優さんたちとかいろいろいるんだけど、主要人物は少ないのでダンサーさんの役割が多くなっちゃってました。ボリウッドのダンサーさんすごく重要だけどねv。
あの人物突然踊り始めて人物を取り囲む……やってて楽しそうなんだよなー!。

■一幕が前世オーム、二幕が来世オームで、彼とシャンティのハッピーエンドまでをとてもうまくまとめたお話。
これは宝塚初めてとかのひとにもよさそう!。
再演もう発表ありましたね。
ムケーシュかいちゃんてマジですか!!。アテルイ組と別れるからか……そっか……
かいちゃんがゲスに…………(*ノωノ)

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ラベル:星組
posted by イナ at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする