2016年01月21日

※ネタばれあり 宝塚感想 『新源氏物語』  『Melodia -熱く美しき旋律-』 (東京宝塚劇場 2015/11/29 花組)

■今年もよろしくお願いいたしますっ。
全然パソコン触ってなかったので、昨年の公演感想から。


■観劇日、愛するべーちゃんが休演だったので、悲しかったです。
べーちゃん……!!
花組娘でもとくに大好きな娘役さんなので、紫の上楽しみにしてたのに……!

いたずらっぽく惟光をからかう姿とか、つらいけど気丈に微笑む姿とか、べーちゃん似合ってただろうなあ……としみじみ。

源氏だしなって今回チケ1回分しか確保してなかったの後悔……。
だって2016年は『SHOCK』あるし『1789』あるしまた東宝『エリザ』あるし……って倹約モードに入ってしまったんだ!。実際源氏チケ取れなかったし。

べー紫に萌えたかった……!。
代役の城妃さんもかわいかったけど(けど和メイクいまいちか?)。ふたりともけなげ感ある。


■あらすじ
有名な源氏物語の光源氏編を、ダイジェストでお届け!
ある程度知ってないと置いていかれるぞ!

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■まあ、学校でも習うもんね源氏。
宝塚の源氏見に来るようなひとは『あさきゆめみし』も舞台化したしみんなある程度知ってるでしょうけど。
私の源氏知識は『あさきゆめみし』だなー。予習してなかったけど(今『王家の紋章』の予習中)大体覚えてた。
説明少ないから、ある程度キャラわかってないと絶対きつい。人の名前呼びも大将だったりおとどになったり、朧月夜がないしのかみとかかんの君とも呼ばれてたり……誰の話してるかわかりにくいよねえ。


■オープニング
組子もトークで誇らしげにしてたけど、ど派手!華やかで圧倒的なオープニング。
幕開け、ほんとにおおおー!て客席どよめいてました。
初日から間もなかったし、初めてみる人多かったんだと思う。
暗いところからのマックス華やかさ!
これは宝塚ならではの人海戦術こみの華々しさ。
世界に誇れるワンシーンだと思います。
変にした『ベルばら』持ってくより、源氏をショーぽくして台湾でやったほうがウケたんじゃないかと思ったり……。


■光源氏 =明日海 りおさん
 みりおちゃんの源氏、さぞやきれいなんでしょうね!とという期待そのまま、美しい光る君でした。
もう少しストーリー中加齢が感じられるともっといいのに。『あさきゆめみし』で着てた、黒赤の着物とか貫禄あって好きなんだけど、服でも年齢もっと出せたんじゃないかなあ……。
命婦とか、年かさなんだなーって渋い着物でわかるもんね。

あとやっぱりカツゼツが少し気になるか……

歌、色っぽさや苦悩もあってすごく良かったです。歌安定トップて安心。
これからさらに深化するんだろうな……。

まあ、イケメンと身分に物言わせて幼女さらうわ義母寝とるわ、感情移入はまったくできない殿上人なんですけどね。

惟光にワガママ言って困らせるシーンがたまりません……!
「昨日六条に行くって言ったじゃないですかー」
「いこうかなと言ったのだ。行くとは言ってない( ̄ー ̄)」
「殿~(T_T)」
みたいな。かわいいね!。


■藤壺の女御 =花乃 まりあさん
永遠のど本命。
舞台も藤のテイストで作られていて、上から垂れる藤の花が綺麗でした。
やっぱり紫は高貴な色なんですね。

花乃さん、藤壷と紫の上両方演じるかと思ったら藤壷だけなので、ヒマそう……
そもそも源氏と藤壷はめっったに会えないので、そりゃ出番も少ないよね。
幻みたいに出てることが多い。

私出家します!からほぼ生身の出番がなかったような。
髪切って黒い着物のシーンとかあるかと思ったけど……。

元がいい人なものだから、罪に苛まれ生きていかなければならないとてもかわいそうな人。

花乃さん、健闘してたと思うけど、和化粧もっと綺麗にできそう。花乃さんはヅカメイクしないほうが綺麗ですね……。

源氏との逢瀬シーンで、がばっと自分から脱ぐシーンがちょっとどうよ?!と。
あれは源氏が脱がせたほうがいいんじゃない?!。
藤壺大胆……v。


■頭中将 =瀬戸 かずやさん
やっぱり頭中将はキャーーーーーー!!!(>▽<)感のあるイケメンがやるべき!!。
あきら先輩かっこいいいい!!!!
これでこそ頭中将!!

『あさき…』だと茶髪パーマなイメージあるけど黒髪でした。あさきのイメージ強いなあ……。
正統派貴公子あきら!!。
遠山の金さんといい、あきらが萌えキャラを演じたときの威力……!。

歌うとズコー感はまだちょっとありますが(あきらさんまさこさんとか、見かけがすごすぎて勝手に上がってしまう期待からの落差。本人比だと良くなってると思うんです)、とにかく素敵だしモテてそうだしでも友情にも厚いしでもうけ役だなあ頭中将。

花組新体制であきらさんかなりいいポジにつけた感じ。


■惟光 =芹香 斗亜さん
惟光って二番手の役かあ?感がぬぐえませんが、冒頭の『愛の曼陀羅』ソロとか、見せ場は考慮されてたかな。
惟光って恋人いたんだったか……とか思いながら見てた。
娘がいたような気はする……。ヒマになったら読み返したい。


■男子会
おまえら仕事しろv
という感じですが、理想の女を語る男子会が楽しそうでした。
平安時代から男女お互いにないものねだりしてるんだなあ……

やきもちはかわいいけど焼きすぎるのも興ざめ
とか
頭がいいのもいいけど良すぎると鼻につく
とか
主婦向いてるのもいいけど色気ないのはねえ……
とか勝手すぎるー。

このシーンイメージキャラ的な女人が出てくるんだけど、やきもち焼いて角がはえてるのがおもしろい。

結果、素直で優しく美しく、控えめでほどよく色気があって男をたててくれるのが理想、という結論に。


■六条御息所/柏木 =柚香 光さん
 おおーvかれーの六条、おおーーvていう感じ。
やっぱり凛々しいし声も低くて雰囲気出てる!。
手の動きとか、女役がんばってる!。手綺麗……。

 顔も人外のものをやらせたくなる顔(って言ったの紅だっけ)だけあって、いい生き霊でした。

 登場したときからもう病んで重い女になってて、生き霊で、その後急にフェイドアウトなのでちょっとかわいそう。
まあ六条これ以上ふくらませる尺はないわ。
車争い、好きなシーンです。
あそこまで手荒なことしちゃってるのは祭りテンションもあるんですかねー。

 柏木も兼役じゃなかったら、もっとかっこいいメイクだったと思うのでそこは残念。
ひとことも、なんで三の宮を好きなのかの理由は語られない……謎だ。
「父は政治家としては冷酷だ」みたいなこと夕霧言ってたけど、仕事してるとこ見てないよ!てなる。
源氏仕事してないよなあ……。


■葵の上 =花野 じゅりあさん
こういうヒロイン格をじゅりあちゃんが取っちゃうのって、ほかの娘役的にどうよ。っていつも思っちゃうんですけど。(じゅりあさんとかせしるは役付きいいよね……)
でも綺麗だからなー。
綺麗だから。よし。

源氏よりちょい年上でかたくなで、ツンケンしてるのがわかりやすいv。
いろいろ飛ばしてるから死ぬとき急に「夕霧を頼みます……」て言い残されて夕霧?!あ!息子か!てなる。
不仲夫婦だけどちゃんと子供はいる。


■紫の上 =城妃 美伶さん
子供姿と遊んで追いかけっこしてるうちに御簾の後ろに姿が消えて、御簾が上がると大人紫の上になってる演出すてきーーー。

和メイクがなんかしっくりこない……!!もっとかわいいはずだよこの子……!!
セリフも聞き取りやすいしかわいらしいし、もっとあがってほしいんだけど、みりおちゃんと合うかと言われると難しいよね。ていうかみりおに合う娘役がいない問題……。
ほんとに思いつかない……!!。もっと下の期に候補探してるのかなあ……。

 三の宮の嫁の件了承とったとき、すばらしい女性よ…とか源氏がのんきにしてるのが腹立つ。
そうか……夫に本妻こっちにするね!て言われてにこやかに納得するのがいい女なのか……。その女のためにいろいろ便宜はかってやるのがいい女なのか……。
せつないなー。そんな我慢させっぱなしって……。


■朧月夜 =仙名 彩世さん
影ソロのようないい声がしたと思うと彩世ちゃんていう。
美声かつ歌うま。かつ美しい……
ただ、彩世ちゃんも和じゃないほうが好きかな。平安て独特だねー。

朧月夜、当時でいうとかなりキッチュな娘だったようで。


■王命婦 =芽吹 幸奈さん
あのものすごくいい声の影ソロは彼女ですよね?!。
すごいなあー花組の誇る歌姫だね……!。


■夕霧 =鳳月 杏さん
雲井の雁のエピソードやるんだ……てびっくりですよ。本筋じゃないよね。
源氏の実子だけどこのふたり似てないんだよ違うんだよーていうのが際だつのかな。

 昔なんかのエッセイかなんかで、源氏の子育てについて語ってる文があって。
源氏は近くにいる夕霧に厳しく、遠くから見守るしかない隠し子のほうに愛を注いでるとかあった。本命の産んでくれた息子だしね……。けど、チャラチャラしないできちんと学べという教育方針なんだよね。


■桐壺帝 =汝鳥 伶さん
この人も元々は桐壷に似てる!て藤壷を望んだわけで、根深いなあ……。
汝鳥 伶さんさすがの貫禄。


■終わり方が、この駆け足っぷり源氏の死までやるのか?!と思ったけど、三の宮のエピソードまでだった。なのでバッドエンドな感じ……。
『あさき……』の「地獄へ落ちろーーー!!」と柏木にぶち切れるような源氏ではなかった……。こっちのが冷静に運命を受け止めるような演出なんですね。
みりおちゃんの地獄へ落ちろも聞いてみたかったです。
柏木が地獄へ落ちろならお前もだろ!ていう自業自得ソングなのにかっこいいんだよなー。

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■グランド・レビュー
『Melodia -熱く美しき旋律-』

■良かった!楽しかった!

■フライング?
オープニングで、天井から二本のロープが……
ロープが下がってる=フライングだ!!
と思い、ロープガン見。宝塚でまたフライングやるなんて……けが人を出してしまって以来封印されたと思ったのに……
ん?みりおがこっちにいる??

……ただのアクシデント!!!

ロープ見てた時間返してーー!。

なんかスタッフらしき人登場してセリのあたりがバタバタしてたし……
意味ありげなロープだったからアクシデントって思わなかったよ!。でもみんなそのあたり避けつつ華麗に登場したり、組子がんばってた。

■テーマソング
キャッチーで好き。覚えやすい。

■花乃さんのメロディをかたどった髪飾りはかわいいんだけど近くでみないとわかんないね。おもしろいんだけど。

■ひたすらにかっこいいあきら。
ひたすらにかっこいいかれー。
ショーになると目立ってくるちなつさんとマイティ。

■あの黄金のあたり、みりおが侵略者にしか見えないんだけどあれはどんな設定なんだ。

■歌い継ぎとか、みんなに見せ場があるのいいね。

■かれーのダンスはなんかかっこいい……なんか崩した感じとかかっこいい……
ちなつさんも目立つんだよなあ……ちなつさんはヅカメイクしたほうがかっこいいv 女装時の足きれー。

■リフト……なのかあれ……
だからしなくていいんだってば……
後ろから抱えてゆるんゆるんと二回転……てあれは一体……!!

もうリフトの定義がよくわかりませんがしなくていいって!。
みりおちゃんと花乃さん、体格差ないんだから無理だよー。

体格といえば、たまきちの義賊のやつの、最後のリフトすごかった……。
ぶん回したあとおろしてすぐにキスシーンっていう。あの力の余裕。びっくり。

でも体格差っていうと、キムちゃんとみみちゃんもそんななさそうだったけど、なんかすごいリフトしてた記憶。

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posted by イナ at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 宝塚・観劇レポ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

※ネタばれあり 映画感想 『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』

■へー、こういうキャラ設定なんだー、とか思いつつみました。グッズの絵柄的にしかスヌーピーを知らないので新鮮。
チャーリーブラウンとスヌーピーは、日本で言うとのび太とドラえもんに近いんだね。ドラえもんほどスヌーピーは善良ではないけど。

■あらすじ
冴えないチャーリーは転校生の女の子に一目惚れ。いいところを見せたいけど……
みたいな。

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■チャーリーが、好きな女の子の落とした鉛筆を家に持って帰っちゃうシーンがあって、笑う。
パクったまんまなのか?!と思ったら最後ちゃんと返した。偉い。

 しかも鉛筆に噛み跡があって、
「あの娘も僕と同じ癖があるんだ~////」て、噛み癖ヒかないんだ!?ていう。
チャーリー素質ある……。

■途中スヌーピーが紅の豚みたいに空中戦しててほのぼのストーリーにちょっとアクション味。
あの敵みたいのがスヌーピーのライバルなの……?。

 足場をなくし、空中に放り出されたウッドストックがピンチ!と思ったら飛べたわ俺~(パタパタ)、みたいなシーンがかわいい。
ウッドストックってなんなんだろう。何匹いるんだろう。
エンディングで雨の中スヌーピーが耳を傘にしてウッドを雨から守ってるイラストがあり、彼氏か!とつっこみましたが……ウッドってなんなんだ。スヌーピーのペット?。

■大人がカケラも出てこない。
そういう設定なのかな。姿はなく、返事する大人の声は言葉じゃなく音なのもふしぎ。子供だけで世界が回っている感じ。ちゃんといるんだけど描写しないんだね。

■みんな上手ではあるけど有名子役たちの声なので、やっぱり聞いててあー福くんだなあ……て思ってしまう。
有名子役リスト、って感じです。

■凧が木にひっかかって取れなくなってしまうことを「凧を食べる木」ていうのがかわいい……!

■マークシート式のテストにイラスト描いて百点て、ペパーミントちゃんは天才だな!
なんかこの子気になる。

あと土煙出てる子はいったい……!。

■チャーリー『戦争と平和』読了してるーーーーーー!!
すごいv

■いいところを見せたいけど失敗ばかりでヘコむチャーリー、でも彼女はちゃんと彼のいいところを見ていてくれたんだよ、ていうとてもほっこりなエンドでした。

■CG!て感じの絵なんだけど、肌の質感がベイマックスみたいなぷくっ!てしててかわいい……
あと、顔のほとんど口になっちゃうみたいなにっかーーーって笑い方の顔がほんとかわいい!
癒されます……!

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posted by イナ at 00:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする